知らないことがいっぱいあった造幣局

2024年10月10日木曜日

大阪

 大阪の造幣局の工場見学に行ってきました。ここで造られているのは硬貨や勲章です。オリンピック・パラリンピックの金・銀・銅の各メダル、名古屋城の金鯱なども製作されました
紙幣は印刷局になります。

私は大阪の小学校だったので、大昔ですが学校からここに来ています。
その時はガラス張りの遠くの機械を見ているだけだし何にもお土産を貰えないのですごく詰まらなかったんです。グリコではチョコレート、サントリーではジュース、シャープではシャーペン、貰ったものは今でも鮮明に覚えています。単純な子供だったわ。
大人になって行ってみた造幣局はとても面白かったです。
明治4年、造幣局創設時の正門、右の女性が造幣局のガイドさん。
大阪のダックツアーに行った時も思ったのですが、ガイドさんの話が面白いです。造幣局のガイドさんも話が面白い、さすが大阪です👏🏻
日本初のガス灯。貨幣鋳造時の余剰発生ガスでガス灯を灯していた。

500円玉の偽造防止技術がすごかった。異なる種類の金属板をサンドイッチ状に挟み込み、さらに異なる種類の金属でできたリングの中にはめ合わせてあります。
側面の斜めギザの一部を他のギザと異なる形状にした。これは世界初!
00の中には見る角度によってJAPAN→500YENの字が見え隠れします。
これは知らなかったので、家に帰ってからまじまじと五百円玉を見てみたらすごい😲
他にもミクロの職人技が組み込まれています。

材質の違いを瞬時に判断する自動販売機もすごいです。

自分のお金をいれて素材と大きさ、重さを判別してみせてくれるものも博物館にありました。瞬時に素材を判断出来るってこれもすごい!
すごいすごいとずっと驚いてました😮

最後に博物館に移動すると東京オリンピック2020のメダルが展示してありました。立派です。とても小型家電製品から抽出したリサイクル金属のメダルには見えません。
金メダルは大半が純度92.5%以上の銀でできていて、6グラム以上の純金でめっきされていることとIOCが定めています。
貨幣史上最も豪華といわれている豊臣秀吉が作った大判金貨。
現在の価値で1億円以上あるとか。

大判って本当に大きいけど薄い!
昔の千両箱や現在の黄色い貨幣袋の重さを体験することが出来るコーナーもあります。

キャッシュレス時代迎え、製造量はピークの5分の1以下になり海外進出にも力を入れているそうです。国際入札に参加し、受注を取ってくるそうです。日本の技術が優れているからと言って仕事が依頼されるわけではないのです。国家公務員もたいへんだ~
平成19年以降、10か国16種類の外国貨幣を製造した。一般流通貨幣はジョージアとバングラデシュ。すべて同じラインで造るそうです。

売店では毎年、その年の貨幣セットが発売され完売するそうです。
しっかり売り込みも忘れません!
私達は何も買わず有馬温泉に向かいました。