エジプト その16 考えさせられるアスワンハイダム

2024年5月24日金曜日

エジプト

 1月31日8時45分、4泊したクルーズ船を下船。アブシンベルまで3時間半のバス移動です。
途中アスワンハイダムと金製品のお店に立ち寄りました。エジプト南部のヌビア地方は金の産地、エジプトでは紀元前3000年頃には金鉱の発掘をはじめていたと言われています。考えたこともなかったけれど、確かに金鉱がなければツタンカーメンの黄金のマスクやたくさんの装飾品は難しいでしょう。

New Scarab Bazar For Jewelry

すご~く広くてびっくり😮隅のほうにはマグネットなどのお土産物もありました。こちら側はキランキランしてました✨ 名前入りのカルテューシュのペンダントヘッドなども作ってくれます。皆さん、結構立派な物を買われていました。私は小指の爪ぐらいのアンクのペンダントヘッドとマグネットを買いました。よく考えたら、金は高く売れるからもっと大きいのを買っておいても良かったかも🤔
バスで45分ほどでアスワンハイダムに到着
下流のほうの写真、大きな発電所があります。
反対側がナセル湖です。堤の高さが111m、堤の全長が3,600m。アスワン・ハイダム(1971 年完成)によって誕生した琵琶湖の約7.8倍の人造湖。大きくてどうやっても写真に納まらない。とにかく大きい!
「アスワン・ハイダム1971 年完成」と、書いてあるだけだと思ったら、こんなにいろいろ書いてあったのね。
アスワン・ハイダムから車で10分ほど走って道端にバスが止まりました。
サハラ砂漠の砂をペットボトルやビニール袋に入れてお土産だそうです。
スーツケースの中でこぼれたら大変なことになるだろうと思うけど、欲しいみたい。私は黄砂で充分なんて夢の無いことを思ってしまいました。
砂拾いから50分ほどのところでトイレ休憩、カフェなのかSAなのか?
トイレ休憩のお店の前です。何もないどこまでも真っすぐな道、蜃気楼が出ていました。日が当たっているところは夏で日陰に入ると冬、薄手のダウンを着たり脱いだりしてました。

アスワンダムの建設目的はナイル川の氾濫防止と灌漑用水の確保と工業化のための電源確保のためです。
灌漑用水とおびただしい数の送電線
砂漠の中にいくつも、緑のところが現れます。農業用水の安定により砂漠の緑化計画が進められています。砂漠を農業地にし住宅、学校を建て仕事のある街作りをしているそうです。すごいなぁと思いました。ダムによるマイナス面がいろいろ言われますがプラスの方が大きいように思います。貧しい子供たちがちゃんと教育を受けられるようになり仕事につけるようになったらいいなぁと思いました。
上の写真は走るバスの中から撮ったのでgpsが記録されてなかったのですが、この直後に撮った写真にはgpsが付いてました。
北回帰線上だったんだ! 
北回帰線とは夏至の正午に太陽が真上に来る地点のこと。本当に影が全く見えないのか体験したいけど・・・夏のエジプトはきつい😣

さらに車で50分
エジプト北部はアラブ系住民が多いのですが南部ではヌビア人という別の民族が暮らしています。丸い屋根の建物がヌビア人の村だそうです。
お昼はKabara Nubian Houseでいただきました。
2時半なのでお腹ペコペコ。
モロヘイヤスープは飲みやすく美味しかったです。右下はタジン料理、マカロニとトマトソースと肉や魚を入れてオーブンで焼き上げる料理。魚が入っていました。モロッコのとんがり帽子のタジン鍋とは全く別物でした。全体的にどれも美味しかったですが一番はやっぱりエーシュと言うエジプトのパン!ガイドのハゼさんのお薦めの食べ方はこのパンに茄子を挟んで食べるのだそうです。やってみたら本当に美味しくてお腹も空いていたのでメインのタジン料理が来るまでに何枚も食べてしまいました。
かわいい壁画もヌビアの特徴だそうです。


かわいい!フォトジェニックです。他の建物にも行って見たかった。

お昼の後はいよいよアブ・シンベル神殿です。