インド 3 アグラ城の贅沢もすごかった

2025年2月15日土曜日

インド

 タージ・マハルから車で10分ほどのアグラ城に行きました。タージ・マハルを建てたシャー・ジャハーンはアグラ城に幽閉され、死去する74歳までの8年間お城の部屋から、美しいタージ・マハルを眺めながら過ごしたといわれロマンチックなイメージがあります。写真がどれがどれだか分からなくなったので地図上に表示してみました。

タージ・マハルの後なので期待をしていなかったのですが見応えのあるところでした。
失礼しました。
チケット売り場、公用語が22もあるのでたいへんです。

アグラ城はムガール帝国3代目皇帝によって1565~1573年に彼の居城として建てられたお城です。歴代の皇帝が増改築しています。

長さ約2.5km、高さ20mの城壁を二重にした堅固な城塞
二重の堀が城の周りを囲んでいた。当時は堀には水が張られ、ワニや毒蛇が飼われていた。怖いわ~日本人にはない発想。
ジャハーンギール宮殿、ムガル帝国第3代皇帝アクバル帝が息子のために建てました。
ジャハンギール宮殿入口、アグラ城を作った3代目皇帝は広大な帝国を治めるために、人種・宗教・文化の垣根を取り払い優秀な人材を起用し、異教徒の女性を妃に迎えていた。そのためイスラムとヒンドゥーの融合が見られる。
この入口にもイスラム教の星型、ヒンドゥー教のハスの花が描かれている。
ジャハンギール宮殿の内部、中庭のある宮殿が建てられています。
柱に象が彫刻されていますとガイドさんが言ってましたが見つけられない😫
とにかくイスラムとヒンドゥー建築が融合して建てられているということです。
ジャハーンギール宮殿のテラス。右端の男性達が立っているところにあるのは↓
大きな排水口。雨水や暑さ対策に流した水を宮殿の外に流れるような設計となっています。エアコン代わりに水を使うのは他の場所でもよく見かけました。アグラは夏の気温が40°Cを超えるそうです。
上のテラスの写真の左側からタージ・マハルを撮るのが一番のビュースポットだとガイドさんが言ってました。素直にパチッ📷
Roshnara Mahalシャー ジャハーンの娘の一人、ロシャナラ ベーグムの住居だった。
カース・マハル(Khas Mahal)はタージ・マハルを建てた第5代皇帝シャー・ジャハーンが自分と家族のために作った白大理石の寝殿。
隅々まで精巧な象嵌細工で満たされています。ムサンマン・ブルジュ(囚われの塔)の隣にあります。第5代皇帝シャー・ジャハーンの贅沢病は止まらないです。
5代目皇帝のシャー・ジャハーン帝が晩年に幽閉されたムサンマン・ブルジュ(囚われの塔)からみたタージ・マハル。
塔と奥の部屋は元々、皇帝シャー・ジャハンが愛妃ムムタズ・マハールの居室として建てたところなので可愛いお部屋です。相変わらず内部は総大理石に象嵌細工。
涼を取るために室内に噴水があります。凹んだ部分にも宝石の装飾があったそうです。残念なことにすべて盗賊に持ち去られてしまったとか。絢爛豪華だったのですね。見たかった。
やり過ぎの贅沢で74歳で亡くなるまでの8年間ここに幽閉されたのです、自業自得ですね。幽閉されたと聞いた時は牢屋みたいなところなのかと思ったらこんなすごい部屋でした。
庶民的発想の私が恥ずかしい😓
アングリー庭園、夏の気温が40°Cを超えるので暑さ対策の水路が張り巡らされていてヤムナー川からくみ上げられた水が流れていました。現在は空ですが水路はいたるところにありました。
一般謁見の間(ディワニ・アーム)も第5代皇帝シャー・ジャハンの代に木造から大理石造りに建て替えられた。
ナジーナ・マスジット、真珠のモスクとしても知られ、全て白大理石で作られています。中には入れません。
遠足に来ていた女の子達。制服が日本にはない制服でかわいい!

長々と書いてしまいましたがそれだけ見ごたえがあったのでした。