憧れの奈良ホテル

2024年4月6日土曜日

奈良

 憧れの奈良ホテルに泊まりました。風格ある佇まいです。

奈良ホテルは明治42年(1909年)に「関西の迎賓館」として誕生しました。
設計は東京駅や日本銀行本店などを手掛けた建築家、辰野金吾。奈良ホテルの外観が和風になったのは奈良国立博物館による景観論争がきっかけという説もあるそうです。「建物新築に際しては、古建築との調和を保持すべし」との県議会決議に従い和洋折衷様式を採用、周囲の景観との調和した建物になった。
問題の奈良国立博物館はこれです。
明治28年(1895年)に開館した洋風建築の奈良国立博物館は奈良の景観にそぐわないと市民に不評だった。辰野金吾の同期で赤坂離宮の建築家として知られる片山東熊の設計。当時は赤坂離宮も博物館も華美過ぎて評判が悪かったそうです。今見ればどちらもステキです。時代が早すぎたのでしょう。気の毒に。
本館デラックス・ガーデンビューに泊まりました。天井の高さは4m! すごく広く感じます。
水回りは改修されていました。トイレとお風呂は別がいいです。
館内ツアーは今はやっていないので、うろうろしてもいいですか?と聞いたらどうぞとごゆっくり見て回ってくださいとパンフレットをくれました。調度品だけでなく数多くの日本画もありました。
部屋の前の廊下。広い!3階分建てられる高さを2階建てにしてるので天井が高い。右にあるピカピカに磨き上げられたスチーム暖房は1914年全館セントラルヒーティングになった時に備え付けられたもの。現在は使用されていません。
和洋折衷の象徴、鳥居とマントルピース
宿泊した部屋の暖炉は炎がゆらぐレプリカ
釣燈籠を模した和風シャンデリア
1983年、オードリー・ヘップバーンがこのシャンデリアをバックに家族写真を撮られた。
本館ロビー「桜の間」5時からは無料のドリンクコーナー
ここのシャンデリアも素敵でした。
1922年、アインシュタインが弾いたピアノ
メインダイニングルーム「三笠」のシャンデリア
ポストまで作り込んでる。まだまだ素敵な調度品があります。キリがないのでこの辺にします。華やかな世界の王室やスターだけでなく、GHQ による接収、フィリピンの亡命政府があったりとせつない話も加わり、いろいろ想像すると歴史の重みを感じます。

お楽しみのお夕飯です。
奈良は清酒発祥の地、やっぱり日本酒を飲まなきゃ!飲み比べセットを注文しました。こうやって飲むと随分違うものですね。
美味しゅうございました。天皇皇后両陛下はもっと良い物を召し上がられるのでしょう・・・気になるなぁ😅
バーラウンジ
デラックスルーム宿泊特典のウエルカムドリンクとおつまみセット 
奈良の名物なので私は茶粥と決めていました。
夜、レストランでいくらが苦手と伝えたら、朝食の時に入口で「いくらが食べられないですね。」と向うから確認してくれたのには驚きました。こういうちょっとしたことでホスピタリティーの高さを感じます。
夫は洋食をチョイス。エッグベネディクトは卵1個だけど目玉焼きは卵が2個だから目玉焼きにしたそうです。なんとも庶民的な夫😳
ピカピカの銀のカトラリーで頂く目玉焼きはいかがでしたでしょうか・・・😄
大満足の奈良ホテルとも一泊でとお別れです。
駐車場の心配をするのが嫌なので初めて観光タクシーを予約してありました。たくさんの観光タクシーがお迎えに来てました。私の予約したのは大和交通の観光タクシー。 私の初アルファード~ 「走るビジネスクラス」は快適でした🤩