飛鳥寺&橘寺

2024年4月17日水曜日

奈良

 3月29日、おそうめんを頂いた後は飛鳥寺に行きました。

飛鳥寺は蘇我馬子の発願で596年に創建された日本最古の本格的仏教寺院です。今は小さなお寺ですが、当時は巨大な寺院でしたが鎌倉時代に大半を焼失してしまいました。
これが火事で焼けてしまったとはもったいない!
現在の本堂は江戸時代にかつての中金堂の位置に再建されたもの。
本堂の前にある丸い三つの石は創建当時(飛鳥時代)の中金堂の礎石です。
通称「飛鳥大仏」現存する日本最古の仏像で609年に完成
鎌倉時代の火災のため、当初の物は右手と顔の部分のみ。当初の部分が少ないので国宝には指定されず重要文化財です。最近の仏像とお顔つきが随分違います。丸みがなく精悍な感じです。
聖徳太子が16歳の時、父・用明天皇の病気回復を祈願する姿を表した像(室町時代)。子供の時の聖徳太子を見たのは初めてのような気がします。
発掘調査で五重塔が真ん中にあり回廊をめぐらした大きな寺院であったことが分かっています。
発掘調査後は埋め戻され、畑になっています。

タクシーの運転手さんが談山神社にある中大兄皇子が蘇我入鹿の首をはねている絵を写真に撮ったら、暗くぼけていたそうです。気持ちが悪いので他の写真を保存しようとSDカードを取り出し、パソコンに入れたらSDカードの他の写真がどんどん消えていったそうです。怖くなってカードも携帯も捨てたそうです。
『暗殺された時に蘇我入鹿の首が飛んできた』と伝承される場所に五輪塔があります。運転手さんのお話があまりに怖いので思わず成仏してくださいと手を合わせました🙏
次は橘寺、聖徳太子のお生まれになったところに行きました。
やっと満開の桜に出会えました。早咲きの ヒガンザクラです。
聖徳太子の愛馬、黒駒の像。本堂の中は撮影禁止でした。
二つの顔を持つ「二面石」が境内にあります。右側が善人の顔、左側が悪人の顔だそうですが、分かりにくいなぁ。
橘寺は橘の発祥地とされています。老不死の果物を取りに行った田道間守が持ち帰った橘の実をこの地に植えたという伝説に由来しているとか。

明日香村は日本で唯一、全域が古都保存法対象地域の自治体なので静かで良いところでした。