江戸時代にタイムスリップ、今井町

2024年4月13日土曜日

奈良

橿原市に一度も行ったことがないので、この機会に行ってみました。
今井町、天文年間(1532〜1555)に稱念寺の境内地に建設され商業都市として江戸時代まで栄えた町。現在も江戸時代以来の伝統様式を保ち、重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。
資料館のジオラマ、今でも約500件の伝統的建造物が存在しているから驚きです。昔の街並みが残っているところって大抵一列ぐらい、これだけ残っているのは日本一だそうです。広いので国の重要文化財の家9軒を見て回ることにしました。
今井町の中核となった稱念寺、江戸時代前期の建立と考えられている。
数々の映画や朝ドラのロケ地になっています。
旧米谷家住宅は18世紀中頃の建造物。なんと宮沢りえさんと本木雅弘さんの伊右衛門のCMに使われました。ここにのれんを掛けたのですね。
入るとすぐにお台所、今で言うアイランドキッチン! 羨ましい‼️
奥の縁側の手前に宮沢りえさんと本木雅弘さんが座ってらしたんだ~京都ではなかったとは軽くショック😰
立派な内蔵・蔵前座敷。1849年(嘉永2)に増築。
今井まちや館 18世紀初期頃の町家
今井町の大型町家の基本平面を持っている貴重な建物であることが判明し、当初の姿に復元された。
こちらと米谷家は無料でしたが他の家は有料なので入りませんでした😅
リノベーションしたレストランやカフェなども多少ありますが景観を考慮して楚々とした感じです。実際に住んでいる人たちは大変でしょうね。
今西家は代々今井町の惣年寄の筆頭を務めた家。1650年(慶安3年)の建設
下のほうに取り付けられている金属の環に注目!
馬や牛を家の前に繋ぎ留めておくための道具「駒つなぎ」
高い位置にあるのが馬用かと思ったら、低いのが馬、高いのが牛。
頭を低くすると大人しくなる馬の習性から馬用は低い位置に付けられているそうだ。
環の受けが大きいほど身分が高い家とされ、最も大きいのは今西家住宅といわれています。
「駒つなぎ」は今井町のシンボルでマンホールにもなっていました。
昔の雨樋はおしゃれ!
邪気を退治するために屋根の上にちょこんと構える鍾馗(しょうき)さん
ちょこちょこと歴史的なものがありました。きっと見落としているものがたくさんあるのでしょう。
河合家、古くから酒造業を営み、現在に至りますという説明を帰ってから読み、あれっ⁉️ 奈良ホテルで試飲した河合酒造だったことに気が付きました。一番好みだったので休憩中で入れなかったのが悔やまれます。
歴史的景観を形成している景観重要樹木、樹齢約250年のカイヅカイブキ。材木商の豊田家の庭木ということだが豊田家の建物から離れているので、昔はお庭がかなり広かったみたいです。
ここも電線の地中化をして欲しかったわ、残念ですが掘るには発掘作業もしなければいけないでしょうからお金がかかりそうです。
明日香村付近で見かけたコンビニ。景観保全の条例があるそうで瓦屋根です。
運転手さんにお昼は何を食べたいかを聞かれ迷いなく、おそうめんと答えたら、車で15分ぐらい戻っておそうめんのお店に連れて行ってくれました。奈良に来たらおそうめんと皆さんおっしゃるけれど、おそうめんのお店は桜井市にはたくさんあるけれど奈良市内にはないとのこと。行ける範囲で良かった😋
これで1,300円、安い!
私が注文したのは一番上のもの。柿の葉寿司もわらびもちも付いていて奈良の名物がそろっていて嬉しい。
ブラタモリでは飛鳥鍋をこちらのお店で食べて紹介したそうです。
飛鳥時代に唐から奈良へやってきた使者が乳製品を伝え、乳牛が宮中で飼育されるようになった。これが日本における牛乳飲用のはじまり。そのうち飼っていた鶏の肉と野菜をだし汁と牛乳で煮て食べるようになったのが飛鳥鍋。随分前2020年に放送になったのに次々にお客さんが来てました。テレビの威力はすごい😯