エジプト その7 王家の谷

2024年3月8日金曜日

エジプト

 1/28、朝7時に王家の谷があるナイル川の西岸へ出発🚌
エジプトでも南の方は雨が5年に1回ぐらいしか降らないので遺跡や壁画がそのまま痛まずに残ってます。

ルクソールはエジプトの遺跡の半分以上がある地域、次々と有名なものを見た結果、説明が微かにしか残ってない😥
ナイル川の西岸は「死者の世界」なので西側は昔はお墓の職人しか住んでいなかったそうです。
最初に立ち寄ったのはメムノンの巨像、2体のアメンホテプ3世の像。周りの人と比べると大きいですが、ボロボロでロボットみたいでした。
アメンホテプ3世の葬祭殿の入口の部分。お墓と葬祭殿の二つ造ったので、ここには葬祭殿があった。ひとりずつ葬祭殿を造ったのは大変でしたでしょう。たいへんだったからか後の王たちが自分の神殿などを建設する時に、石材を持ち去ったので残ったのはこれだけ。
盗掘を目当てに住みついた人達がいたので墓泥棒の村と呼ばれていたところ。現在は強制的に移転させられ観光出来るそうです。
この辺りは王家ではなく貴族の墓が分かっているだけでも800基、未確認のものは数千にも及ぶとか。他の国ならこちらもすごい遺跡なのに、見るものが多いエジプトでは目立たない存在でもったいない。
王家の谷の入口のビジターセンターは文化遺産の保護のため日本のODAで建設されました。日本語での遺跡の説明と注意事項もありました。王家の谷へ来た観光客が全員通るので誇らしいです。お墓の深さや長さが分かるようになっていました。透明なので写真に撮ったら分からないですね。下手な写真😢
砂漠というより草木も生えない岩山でお墓にしかならなかっただろうと想像。
お墓のあるエリアへはカートで移動。 4つのお墓を観光しました。写真撮影も自由でした。ガイドのハゼさんはいつもエジプト綿のポロシャツかTシャツを着てアピールしてたらしい、この時は立派だなと思っていただけで後から販売してくれるとは知らなかった。
一番最初に入ったのはラムセス4世 (Ramesses Ⅳ)のお墓です。花崗岩で作られた石棺は王家の谷で最大で近くに行ったら大きすぎて写真に納まらなかった~石棺の上には昼と夜の絵が描かれています。
離れたところから撮った写真のほうが綺麗!突き当りに見えているのが石棺。天井の青い部分には星が描かれていました。お墓の中はどこも小さい入り口からこういう細い通路を下って行きました。
これがツタンカーメン (Tu Ankh Amen)のお墓。19歳頃と若くして突然亡くなったので小さいお墓でした。この石棺の中にミイラが収められていたのです。石棺は4重で扉のついた金貼りの木箱に納められて、その中は3重の人形棺、計8重!
ルクソール博物館に展示してあった人形棺。ツタンカーメンの人形棺はこんなものではなく、外側の二つは金貼りの木製で一番内側のものは純金製。その下にあの黄金のマスクを着けたツタンカーメンのミイラが眠っていました。
この頃の棺はマトリョーシカのようになっていたので棺が大きい!
状態が悪くて動かせなかったので、ここに安置されています。
見張りの人がスマホで照らしてますけど・・・こんなことしたら益々痛むんじゃないの⁉️
ルクソール博物館にミイラが安置されていたラムセス1世(Ramesses I)のお墓です。ラムセス 1世は統治期間が短かった(約16か月)ため、お墓は小規模です。こんな大きな石棺を開けて盗んだとは・・・
左に描かれているのはホルス神、天空の神。
エジプト航空のシンボルマークになっています。
ホルス神に守ってもらっているんですね。
最後に入ったのはラムセス9世(Ramesses Ⅸ)のお墓。見た中で一番豪華で大きなお墓。
通路から太陽神ラーの神話が描かれているそうです。
最後に玄室の天井画で太陽神ラーが死せる王と一体化するというもの。
自分メモのため覚えていることを書き留めておくことにします。
ホルスの目、ミイラを守る護符とか、太陽と月を表すとか、死者がこの世を見るための窓・・・
蛇は脱皮を繰り返し再生復活する聖なる動物
太陽神ラー、太陽は昇って沈むを繰り返すので再生や復活の象徴 
フンコロガシ(スカラベ)は神聖な生き物

64のお墓が発見されていますが4つを見て次に移動しました。