エジプト その3 ギザの大スフィンクス

2024年2月15日木曜日

エジプト

 ピラミッドを見ながらお昼を頂いた後はピラミッドの前にあるスフィンクスを見に行きました。ギザのスフィンクスは特別大きいので大スフィンクス(Great Sphinx of Giza)と呼ばれています。スフィンクスは顔は人間、体はライオンの石像で神殿・王宮・墳墓の守り神として作られました。この後に訪れた先々でも守り神スフィンクスは鎮座していました。
シーサーも狛犬もご先祖様はスフィンクスだそうです⁉️

スフィンクスの左の大きな四角い建物がカフラー王の河岸神殿。
河岸神殿を通ってスフィンクスに行きます。河岸神殿は紀元前2500年ごろ、第4王朝カフラー王のピラミッドの入口の一部として建てられたもの。ミイラ作りが行われたのではないかと言われています。
大広間には16本の角柱が綺麗に並び、巨石がすき間なく積み上げられて古代の建築技術の高さが見られます。神殿入口近くからカフラー王の座像が発見されています。
これがそのカフラー王の座像。エジプト考古学博物館で撮りました。
均整のとれたマッチョでカッコ良過ぎでは!
神殿を抜けるとお待ちかねのスフィンクスなのですがエジプトのシンボル的存在なのでなかなか近づけません。

全長73.5m、全高20m、全幅19m。一枚岩からの彫り出しとしては世界最大です。大きな石を運んで来たのではなく、石灰岩の丘を彫り下げたものです。彫り下げた時に切り出された石灰岩は河岸神殿を建造する石材に使われています。
三つ編みにしたヒゲは脱落し現在大英博物館に保存されています。エジプトは返してと言ってもイギリスは返してくれないそうです。

5時には入口が閉まってしまうので、間に合わなかった人たちが出口に押し寄せ入ってしまいます。私達は押し戻されないように必死で出てきました。日本では考えられない光景です。ルールを守る習慣がないので信号もカイロの中心部だけで他では無駄だから作らないんだとか😨
ピラミッドを背景にラクダに乗るのは絵になるのだけど・・・
現在はラクダに触っただけで日本帰国時に検疫に申告しなければいけないそうです。添乗員さんが絶対触らないで~と注意してました。
バスに乗ってパピルス屋さんに向かいました。街の中はゴミだらけでした。
パピルス屋さんでは面白おかしい実演販売! 街中のお土産屋さんで売られているものは、バナナの葉で作ったニセ物が多いんだとか。
最近のパピルス画は電気を消すと絵が光るものもありました。
こちらのお店は1984年のロス五輪で怪我をした山下選手の右脚を攻めなかったあのラシュワン選手のお店です。奥さんが日本人なので日本人客には割引があるそうです。我が家には貰い物があったので買わなかったけれど買われている方が多かったです。
ハイビスカスティーを出してくれました。いろいろなところでこのハイビスカスティーは出てきました。ちょっと酸味があって気に入り、最後にお土産に買って帰りました。ビタミンCが豊富でクレオパトラも飲んでいたとか・・・