92歳のしりとりが通じない

2023年9月23日土曜日

日記

 9月1日に母が尿管結石で入院しました。まだ結石は取っていませんが溜まっていた尿は出し、体力がついてから石を取ることになりました。小さな石が命取りになるということでこのまま終わりかというほど体力が落ちてしまいました。今はだいぶ元気になりリハビリをしています。
昨日は面会に行ったらこれからリハビリに行くというので一緒に行かせてもらいました。歩く練習かと思ったら言語療法でした。毎日、病院名と日付け、天気と名前、生年月日を自分で書きます。一日一日、抜けているところがなくなってきました。
いつもは穴埋めで〇年○月〇日生まれの〇ところに数字をいれていくのですが、昨日は穴埋めではなく、生まれは?と言う質問でした。母の書いた回答は「茨城県鹿島郡」あってるよね。療法士さんは生年月日だとは言わず、優しく「そうでしたか、初めて知りましたぁ」😊

しりとりもしました。口で言うだけでなく、字でも書きます。順調に進み、「こ」で始まる時に母の答えは「こうやく」
療法士さん「それはなんですか?」
母  「お薬」腕に塗る動作
療法士さん ・・・・・
私は分かっているのでスマホで検索して療法士さんにみせてあげました。医薬品の1つ、膏薬(こうやく・plaster)くっつける材料に薬成分を加えたもの。傷や皮膚病の治療などに使われる。
療法士さん「お勉強になりました。有難うございます」
どうやら92歳の母の使う言葉と20代の若い人達の使う言葉が違うみたい。面白かったわ、久しぶりに笑えた。

それにしてもリハビリの先生方は皆さん立派で感心します。絶対にイライラしないで穏やかで優しいです。私には出来ない職業だと思いました。感謝感謝です。