アイスランド その4 ヴァトナヨークトル国立公園は珍しい景色ばっかり

2023年8月3日木曜日

アイスランド

 7月9日、今回の旅行のメインイベントと私が思っている氷河クルーズの日です。

朝早くヴァトナヨークトル国立公園に出発! ヴァトナヨークトル国立公園は2019年世界自然遺産に登録。火と氷の絶えず変化する自然、ヴァトナヨークトル国立公園。火山と氷河が一緒にある非常に珍しい場所。
お天気に恵まれルピナスの花が綺麗でした。ところがこのルピナスはルピナスが自然に生えている訳ではないそうです。アイスランドは風が強いので風が吹くと溶岩が砕かれた土砂が飛んでくると車が傷つくほどで危険。それを防ぐためにルピナスを植えているそうです。
ヴァトナヨークトル氷河に行くまでの景色はころころ変化していきます。
火山を氷河が蓋をしているので火山が噴火すると氷河が一気に溶け大規模な洪水を引き起こします。
その結果、このような水浸しの湿地帯があります。
エルドフロイン、アイスランド語で緑の溶岩原という意味 苔に覆われた溶岩原。長い年月で丸みをおび、苔が生え、不思議な景色です。
1783年から1784年の8ヵ月にわたり、隣接するラキ火山とグリムスヴォトン火山が相次いで噴火し溶岩と火山灰を含む有毒ガスが噴出した。人口のおよそ1/4と家畜が死に北半球の気候にも数年にわたって影響をしたそうです。
未だに草木も生えないとは火山の威力は恐ろしい。
目的地近くで現れたのはSkeioararsandurスケイザルアゥルサンドゥル砂州。溶岩で真っ黒です。確かにこれが風で飛んできたらケガするわ。
バスの運転手さんのサマーハウス、後ろに育った実家があるそうです。アイスランドの人たちは火山を恐れてないみたいです。共存しているんですね。
氷河が見えてきました。これから行くヴァトナヨークトル氷河はヨーロッパ最大の氷河、表面積は約8,100km² 東京・神奈川・埼玉がすっぽり収まるほどの広さ。
厚さ900~1,000mもある氷の下にいくつも火山がある。厚さが1kmもある氷河も温暖化によって1日1m減っていて80年ぐらいで消えると言われています。この日も20度まで気温が上がり長袖しか持ってなく暑くて困りました。
ヨークルサルロン氷河湖に到着。
ヴァトナヨークトル国立公園の最南部に位置するヨークルサルロン氷河湖。アイスランド最大の氷河湖。お天気が良くてラッキーでした。美しさにうっとり!
後ろの山がヴァトナヨークトル氷河
この水陸両用の船(?)で氷河湖クルーズに行きました。
ここには天敵がいないのでアザラシがたくさんいるそうです。心配事がないのでまったりしてる~
ガイドのお姉さまが持っているのは数千年前の氷です。本当に透明です!氷も美しいけれど、このガイドさんも綺麗でかっこいい、氷よりガイドさんに見とれちゃうじゃない😳
テレビでしか見たことなかった青い氷山! 感動!
水陸両用の船と小さいモーターボートはペアになっていました。モーターボートが先に行って氷山がぶつからないように押さえたり、小さいものは押して動かしたりしてました。ぶつかるとタイタニックになってしまう😅
クルーズの場所から車で10分ほどのダイヤモンドビーチ
ヨークルスアゥルロゥン氷河湖に浮かぶ氷塊が黒い砂のビーチへ流れ着き、ダイヤモンドのように輝くことからダイヤモンドビーチと呼ばれている。ところが普段10度ぐらいの気温が20度まで上がったものだから、ほとんど何にもない状態。添乗員さんが玉ねぎのように1枚づつ脱いでいけるようにと言っていたのがやっと分かった。氷河の上からくる風は冷たいけれど、それ以外は暑かった。
フィヤルサルロン氷河
お昼を食べたお店Fjallsárlón Frost Restaurantの裏にあった。観光客が少なく静かで氷河がすごく近い
レストランはビュッフェ スタイルのドライブインのようなお店だったのですが直ぐ裏にこの氷河があったのでここで良かったのでしょう。
ヴァトナヨークトル氷河の末端から30個にも及ぶ小さな氷河が各方角に手足のように伸び、それぞれに個別の氷河名が付けられています。
そのうちの一つスカフタフェットル氷河 3.8kmのミニハイキング。
歩きやすい道なのですが私と同じように靴底がはがれた人が出ました。靴には気を付けましょう。
空気が澄んでいるのが写真でも伝わるといいのですが・・・
苔の合間から小さいお花が咲いていました。
宿泊しているホテルに到着する時間が遅いので途中のHotel Klausturで晩御飯。アイスランドではどこでもバターが溶岩に乗っていました。しかもバターにいろいろ味付けがなされていました。相変わらずお料理はとっても美味しいのですが、お肉は3枚重ね😥
すごく高級そうなホテルでトイレにロクシタンのhandwashとハンドクリーム、タオルのおしぼり! 今度はこちらに泊まってみたいものです。