ヨーロッパ一の鍾乳洞とドキドキの国境越え

2017年6月8日木曜日

スロベニア・クロアチア・ボスニア・ヘルツェゴヴィナ

リュブリャーナからバスで一時間弱、ポストイナ鍾乳洞へ行きました。ヨーロッパ最大の規模を誇るポストイナ鍾乳洞。全長約20kmのこの鍾乳洞。毎年50万人以上もの観光客が訪れる、スロベニア有数の観光地です。

ポストイナ鍾乳洞内は1年を通して気温が8度~10度、このためにライトダウンを持っていきました。
ポストイナ系鍾乳洞の地下道全体の長さは20.57kmです(ポストイナ鍾乳洞は11.235km)。一般的なガイドツアーは5kmで、トロッコ3.2kmと徒歩1.8kmでガイドツアーは約90分です。
トロッコを降りたらガイドさんに従って歩きます、ガイドさんは英語、オーディオガイドは日本語です。ガイドさんは背の高い女性で日本人なら絶対に合わない真っ赤なマントをかっこ良く着ていました。
ポストイナ鍾乳洞内で最も美しい「ブリリアント」と呼ばれる高さ5mもの巨大な石筍。美しい姿から「ポストイナのダイヤモンド」とも称えられているそうです。
「ブリリアント鍾乳石」とその隣にある石柱はポストイナ鍾乳洞のシンボルなのだそうです。
帰り道のトロッコの乗り場付近は第2次大戦中、ドイツ軍の石油備蓄庫にスロベニアのパルチザン軍が火を放ったことから天井や壁が黒く焦げたようになっているところがありました。
しかし、滴り落ちる水分の石灰化でほとんど白くなっていて言われなければ分からない程度にまで回復していました。
恐るべき自然の力です。
とにかく大きく広い鍾乳洞です。

アップダウンが激しい道ですが滑らない道になっているので歩きやすかったです。それでも坂道ばかりを歩いているので途中で暑くなってきました。
iphoneの万歩計はこの日は朝から鍾乳洞を終わった時点で15,000歩を超えていました。
ツアーメンバーの方々がスイスハイキングの旅より歩いたとおっしゃってました。
私はこんなものならスイスに行けると思ったのですが毎日はきついかも。
暗闇に生息するため目が退化し人のような肌色をしたホライモリが生息しているのですが、鍾乳洞ツアーの最後に水槽で見ることができます。
あまりかわいい生き物ではないけれどキャラクターになってお土産物屋さんに並んでいました。
次はポストイナからバスで30分ほどのところのオパティヤまで行くのですがスロベニア⇒クロアチアの国境越えがありました。
クロアチアは2017年4月現在シェンゲン加盟国ではないため、不安な世界情勢を受けて、ヨーロッパでも出入国審査が厳格化され、スロベニアでも対クロアチア国境での審査が今までよりずっと厳しく行われるようになったそうです。
国境越えが15分か数時間か時間が読めないということで添乗員さんはじめ皆で無事通過出来るようにお祈りしました。
luckyなことに前に一台の観光バスがいただけでした。
それでもスルーではなくパスポートを回収し、いったんバスから全員降ろされスタンプを押して30分はかかりました。
みんながハラハラドキドキしている時にどうしても免税手続きをして欲しいと言う老レディー二人の免税手続きを添乗員さんはやってました。
添乗員さんは大変ですね。ふざけんなって言えないのだから・・・
無事にオパティヤに到着。オパティヤは、クロアチアを代表するリゾート地のひとつです。ここは晩御飯の為に寄っただけです。ツアーで宿泊するホテルは夜もバイキングのところばっかりだったのですがこの日は宿泊先ではなく4つ星ホテル、レミセンス ホテル クヴァルネル!

エレガントなホテルのテラスでいただくお食事はたいへん美味しゅうございました~すずきのグリルがアツアツホカホカで美味しい! 4つ星となると全然違うのですね。付け合わせのポテトとほうれん草のペイスト状にして混ぜ合わせた物は何回出てきたことか・・・これが余程好きなのね😅
オパティヤからバスで海沿いの道を15分ほどで宿泊地のロブランに到着。7時過ぎでも明るいのでホテルの隣にある旧市街を散策。10分もかからず通り抜けてしまう小ささです。
迷路のような道

聖ユーリの竜退治のレリーフ。
小さな旧市街は中世の面影を残した佇まいなのだが、一瞬で観光が終わりなのでビールを飲むことに(^_^;)

レモン入りのビールがあるといろいろなところに書いてあったけれど出会うことが出来ないでいたら、親切にビールにレモンを絞ってくれmした。とっても爽やかで美味しかったです😊
泊まったホテルは先ほどとは打って変わってぐっと庶民的なHotel Park Lvran。
目の前でホテルが建設中。これがうるさくて眠れなかった人がいたようですが、私は爆睡。
この辺の人たちは皆背が高く、私はハンドシャワーを外すのがやっと、洗面台の鏡には顔が映らない(◎_◎;) ぐっすり眠れたので文句はありません。背が低い私が悪いのね。