2010年10月24日日曜日

南イタリア旅日記 6 マテーラ

アマルフィからバスでマテーラに向かいました。
途中オート・グリル(サービスエリア)でお昼を食べたり、買い物をしたりしました。
どこのサービスエリアに行ってもキティーちゃんコーナーがありました。
イタリア人の子供がたくさん持ってした! 大人気のようです。
ポッキーも何処でも売ってました。
恐るべし日本企業!





















イタリアの何処にでもありそうな町に到着、広場には日本人の彫刻家の作品がありました。
こちらを見ていると普通の町なのですが、この広場から下を見下ろすとサッシと呼ばれている洞窟住居の景色が広がっています。
家畜小屋もトイレも同じ洞窟の中にあるため非衛生だったため、裕福な人たちは高台のこちらに移り住み、貧しい人達だけが、洞窟に残り、貧富の差が広がっていったそうです。

この高台から見下ろすとサッシ地区です↓

この景色を見て宮崎駿監督は「天空の城ラピュタ」をひらめいたそうです。

絶滅危惧種ヒメチョウゲンボウの巣、なぜか世界最大の繁殖地がここマテーラです。 たくさん飛んでいたのですがカメラにはおさまってくれませんでした。  9月にNHKの「ダーウィンが来た!」で特集されました。






洞窟住居の前にあった説明には日本語もありました。
通気口は玄関のみ
必然的に玄関の横はキッチン
明りが少しでも入るように角度を変えて斜めに掘ってある。
この中で家畜と共存です。
この洞窟に住んでいた家族の写真がありました。1958年まで実際に住んでいたそうです。
「キリストはエポリにて止りぬ」という小説でマテーラの非衛生な状況がイタリア全土に広がり、1950年代、政府からサッシ地区の人達は強制移住させられた。 廃墟となったサッシ地区はマテーラの恥じと呼ばれていたそうです。
ところが貧民の巣窟と嫌がられたサッシ地区が個性的な住居とイタリアには例を見ない洞窟教会として注目を浴びるようになるのです。
そして政府が文化遺産として保護に乗り出し、1993年に世界遺産に登録されました。


マタイによる福音書を映画化した「奇跡の丘」ではエルサレムの部分はマテーラで撮影されたそうです。

←のところではメルギブソンが私財を投じて作った映画「パッション」でキリストが十字架に貼り付けになったシーンが撮影されたところ。
あまりに惨殺でローマ法王を巻き込んでの論争になったのは記憶に新しい。
雨樋の支えは牛の骨、土葬だったお墓の跡があったり、いるだけで息苦しくなってきました。
そんなマテーラも最近はライフラインが整えられ、住んでも良いことになり、住居はホテルとして売り出されているそうです。 普通の住居でも3,000万円位するそうです。 世界遺産になり注目の観光スポットとして価値が高まったようです。
私には息苦しいほどのサッシ地区なのですが、住んでいる人達は商魂たくましくキティーちゃんの笛まで作ってました!!

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