インド 13 デリーの赤い城、レッド・フォート

2025年3月23日日曜日

インド

 2月2日、あっという間にインド旅行の最終日になってしまいました。午前中だけで三か所の世界遺産を見て回りました。最初はレッド・フォート(Red Fort Complexまたはラール・キラー)に行きました。

レッド・フォートの前の広場ではこの日は古着市が行われるそうでたくさんの人が集まってました。
赤砂岩で造られた長さ2.4kmもある城壁からレッド・フォート(赤い砦)と呼ばれています。レッド・フォートはタージ・マハルを建てたムガル帝国第5代皇帝シャー・ジャハーンがアグラから都を移し築いた居城です。

1639年から9年の歳月を費やし1648年に完成。建てた皇帝はレッド・フォートの完成から10年足らずで病に倒れ、息子によってアグラ城に幽閉されましたが、その後もここは約200年にわたってムガル帝国の皇帝の居城となりました。

本当に長い砦です。
インドではこのような光景をよく見かけました。バニヤンツリーはヒンドゥー教では非常に神聖な木だそうで、この木があると下には必ずヒンドゥー教の神様をおまつりするそうです。
ラホール門から入城です。
ラホール門内のチャッタ・チョウクは宮廷の女性たちのためのバザールだったところ。今はお土産物屋さん。ここで売っているものはとても素敵なものが多かったので見たかったのにガイドさんはどんどん行ってしまう😣
ナッカル・カーナ、 時刻や王族の帰還を知らせる音楽が奏された中門。現在は戦争記念博物館。半分白いのは大理石ではなく塗ってあるだけだそうです。
広大な広さの中にいろいろな建物が点在しています。
モーティー・マスジド(真珠モスク)、大理石のモスクもあった。ムガル帝国の第6代皇帝アウラングゼーブによって建てられた。熱心なイスラーム信徒であったのでヒンドゥー教徒との融和策を放棄し、地方の反乱が起こる。その死後、帝国の衰退が始まる。
ディワーニ・カース (貴賓謁見殿)、インドで見てきたどの城にもありましたが中には入れません。
ここも細かい!
ディワーニ・カースの前にあった案内板。ハマムがあったんだ~
貴賓謁見殿よりお風呂のほうが面白そう、見たかったわぁ。
ディワーニ・カースの隣にはカース・マハル。皇帝と家族の私的な住居。
世界中にある天秤。ここにもあった善悪を測る天秤。
皇帝の住居の隣は皇帝の夫人達の住まいラング・マハル
良く見ると真ん中に噴水が!
ディワーニ・アーム (一般謁見殿)。左に見えているのが玉座。
世界中から集められた色とりどりの宝石が埋め込まれ輝いていたそうです。
ここっから真っすぐナッカル・カーナに向けて歩きレッド・フォートの見学は終了です。
広大なお城ですが見学したのは白枠で囲んだところだけ。残念!