コム・オンボ神殿はナイル川の ほとりにあります。
1月29日夕方5時、船はコム・オンボ神殿の下に到着・・・と言ってもクルーズ船でいっぱいです。上の写真の真ん中辺りに神殿がちらっと写っています。よその船を横切って上陸し、数分で着きました。この神殿はナイル川の氾濫や地震、石の再利用等によってほとんどが破壊されていたので壁や上部がなくなっています。コム・オンボ神殿は紀元前332-前32年に建設されました。
右側半分は豊穣と世界の創造の神であるワニの神セベクに捧げられ、神殿の左側の部分は天空の神ホルス神に捧げられている珍しい2重神殿。完全な左右対称です。
ワニの頭を持つセベク神
漁業や農業、移動などナイル川に依存していたので、ワニから攻撃されないようにワニを神格化した。ワニは巣をつくる時にナイル川の氾濫の被害の及ばない場所を選ぶ習性を見て古代エジプト人は毎年のナイル川の氾濫の水位を予知していたというぐらいワニは凶暴だが生活にはかかせない生き物だったそうです。天井には綺麗に色が残っているところがありました。昔は華やかな神殿だったのでしょう。世界最古のカレンダー
コム・オンボ神殿は実際的なレリーフが多く面白かったです。神話はややこしい😅こちらは出産シーンの壁画、安産祈願に触っていく人が多いそうです。こちらでカレンダーと共に有名な壁画。医療用具と分娩台のレリーフです。左側の座った女性は分娩椅子に座っているところだそうです。2,000年以上前にちゃんと分娩台があったとは😲 ガイドさんが指しているのは医療用具。メス、鋏、ピンセット、鉗子など現在使われているものと変わらない器具が2,000年以上も前から使われていたことを示しています。外科手術、なんと脳手術まで日本の弥生時代前期に行われていたと言います。麻酔はあったのかしら・・・洪水にそなえ、ナイル川の水位を量る為のナイロメーターこのナイロメーターなるものはいたる所にあるそうです。見学している間に日が沈んでいきました。ライトアップが始まりました。ここのレリーフは興味深かったのでもっとゆっくり見たかったのですが、ライトアップも見ることが出来て良かったのでしょう。暗くなったので隣にあるクロコダイル博物館に行きました。神格化されたワニはこんなに丁寧にミイラにされています。こんなにたくさんのワニのミイラがあるのは壮観ですね。ライトアップされた神殿を眺めながら、船は18時半に出港しました。
2 件のコメント:
へぇ~~!
エジプトでも地震はあるんですね。
そっちの方がびっくり
セベク神はワニを神格化したものだったんですね。
世界最古のカレンダー。。いろんな壁画。。みていて飽きないですね。
それにしても2000年も前に医療技術が確立していたのはすごいです。本当に地球人だったのでしょうか?
不思議なことがいっぱい。。。わくわくがとまらないです。
妹は新婚旅行でいっているのですが、私はまだ訪れたことがないです。
もうちょっと円高になったら、ユメミーさんと同じルートをたどってみたいです。
☆Brosaさん
エジプトでも地震があるんですよ。
ギザの大ピラミッドは過去3度の大地震に襲われているのですがびくともしていないそうです。その耐震性、免震性能はいろいろ研究され折り紙付きだそうです。
手術といい建築技術といい古代エジプトは進歩してたのですね。驚かされます。
>妹は新婚旅行でいっているのですが、私はまだ訪れたことがないです。
妹さん、新婚旅行で行かれているとは素敵!すごく印象に残る旅になったことと思います。
Brosaさんも早く行けるようになるといいですね。
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