エジプト その14 採石場とナイルの真珠イシス神殿

2024年5月12日日曜日

エジプト

 1月30日、ナイル川をだいぶ南下し、アスワンまで来ました。この日は8時半に出発して、お昼に戻り、午後はセイリングとアフタヌーンティーとのんびりです。

まずは未完のオベリスクと呼ばれている切りかけの石がある古代エジプト時代の採石場へ向かいました。
町の中にこの部分だけが残されていました。
オベリスクは1枚板でないといけないので、途中でひびが入ったため放棄され、いまだにその当時のままです。通常のオベリスクよりも10メートル近くおおきい、これが完成すれば長さはおよそ 42メートル、重さ 1,200トンでになったはず。欲張り過ぎたんじゃないの!?
古代エジプトの石工技術を観察することができるということで観光ルートに入っているのでしょうが・・・あまり面白くはなかった。しかも足場が悪くて転んだらどうしようかとドキドキでした😨

次はイシス神殿(フィラエ神殿)へ向かいました。

フィラエ島は「ナイルの真珠」と称されるほど美しい景観の島でした。アスワンハイダムにより湖に沈むこととなったアブ・シンベル神殿を移動した話しは有名です。同様にイシス神殿もユネスコによりフィラエ島からアギルキア島に移築されました。
イシス神殿のチケットです。橋がかけられている訳ではないので小さい船で行きます。
船乗り場のぎりぎりまで露店が広がっています。見てみたかったけれど時間もないし、うっかり足を止めたら商魂たくましい人達が放してくれなくなるんで見ることも出来ません😓
クルーズ船のライフジャケットを持って行きました。これはクラブツーリズムの考えだそうです。他にライフジャケットを着けている人達は見ませんでした。
見えてきました。ほんの10分ほどで到着です。
左側がイシス神殿(フィラエ神殿)。豊穣の女神イシスに捧げられた神殿。紀元前3~紀元前4世紀のプトレマイオス朝時代に建てられました。右端にあるのは紀元前100年頃に建てられたキオスク、と言っても売店じゃなく、船着き場に戻ったイシス女神の休息所(キオスク)だとされてます。
オシリス神とイシス女神の子供ホルス神が生まれたのがイシス神殿
左の列柱にハトホル女神の顔が彫られていました。ハトホル神は正面から顔が描かれることが多いのですが、何か理由があるのかしら?
繊細な彫りの模様が残っています。昔はこの柱にも色がついていたそうです。
イシスだかハトホルだか分からなくなってくるのですが、元々は別々の神でしたが、途中で同一の神とされるようになったそうです。あ~ややこしい。
イシス女神に供物が捧げられている様子
イシス神殿でも最も有名なのがイシス神が息子ホルスに授乳をしているシーン。ホルス神はハヤブサの頭で描かれるのですが、古代エジプトでは幼児の時は裸の人間の子で描かれるそうです。
大人気で離れたところからやっとのことで写真を撮ってトリミングしたのではっきりしないですね。
お天気も良いし混雑の無い神殿の外をお散歩しました。水がある景色は清々しく気持ち良いです。本当にナイルの真珠です!
次は香水店に行きました。どうしても洗濯物の干し方が気になってしまう🤔
「Essence Of Life Alfayed Perfume Palace」という香水店
入口で、ガラス瓶の制作のデモンストレーション。左の女性が日本語で説明してくれました。
2階は香水売り場。マッサージオイルや咳止め油などの香油を説明を聞きながら販売。どのオイルも一律に同じ値段で何本買うかで割引率が変わるようでした。我が家には母がヴェネチアで買ってきた香水瓶があるので買いませんでしたが、エジプトらしいラクダやアラジンの魔法のランプの形のものを買っていらっしゃる方が多かったです。記念にサハラ砂漠の砂を入れるそうです。皆さんなかなかロマンチックでらっしゃる😀
午前の観光はこれで終了。船に戻ってお昼を食べ、15時半まで休憩です。