迷わずトレドへ行け

2026年5月30日土曜日

スペイン

 3月25日午後はトレドへ行きました。
「もし1日しかスペインにいられないのなら、迷わずトレドへ行け」と言う格言があるほど魅力のある美しい街です。
どうよ!と自慢したくなる写真ですが、ここに行けば誰でも撮れる写真ですね。でも自慢したくなるほど清々しい景色でした。

トレドの町を一望できる展望スポット、ミラドール(Mirador del Valle)
お天気も気候も良いし最高!半世紀近く前に両親とここで写真を撮ったのを見てみたら、暑くてぐったりした顔をしてました。今回の旅行は一番良い季節だったと思ってます。

三方をタホ川に囲まれた難攻不落の要塞都市
1561年にマドリードが首都になるまで、スペイン王国の首都として栄えました。
タホ川に囲まれた旧市街は1986年に世界文化遺産に登録されています。

13世紀に建設されたサン・マルティン橋(Puente San Martín)
バスの中から撮ったもの。日差しを和らげる着色ガラスだったみたいです。帰ってから写真を見るまで気が付かなかった・・・

トレド観光の前にお昼ご飯でした。

レストラン ベンタ・デ・アイレス(Venta de Aires)、1891年の創業の老舗レストラン。いろいろな国の大統領の写真や数々の賞が飾ってありました。
雰囲気がいいです。
日本だったら色紙が壁に貼ってあるだけなのに、こういうインテリアにするとはカッコ良過ぎるでしょ。
パンをここで焼いているみたい
ワインとお水がコースに含まれていました😃
野菜のクリームスープにウズラの卵が入ってました。ありきたりのローストチキンが皮がパリパリで中がジューシーでとても美味しかったです。
スペインは南米からヨーロッパへのチョコレート伝来の地、ドリンクチョコだけでなく、チョコレートケーキも美味しいです。
結婚式をするようなお部屋から少人数の個室などいろいろな部屋がありました。ここはバーのようです。
バーに掛けてあったものをまたgoogleレンズ先生に聞いてみたら、これまた瞬時に答えが返ってきました。「ヨルダン国王のフセイン1世、スペインの作曲家フェルナンド・モラレダ、スペインのピアニスト・指揮者ホセ・イトゥルビ、闘牛士アントニオ・ビエンベニダ、 俳優、映画監督メル・ファーラー、歌手トム・ジョーンズ、俳優ケーリ・グラント、日付からユーゴスラビア王国の第2代にして最後の国王ペータル2世の可能性があります。」
す、すごい、何がってサインの主とgoogleレンズ先生です😅
レストランの前からは丘の上の旧市街が見えています。四隅に三角の小さい塔があるのがトレド州議会(Diputación Provincial de Toledo)。
その下に茶色いジグザグが屋外エスカレーター。
レストランがあまりに素敵だったので長くなってしまいましたがいよいよトレド観光です。
旧市街への入り口にやってきました。アルフォンソ6世門(Puerta de Alfonso VI)」は10世紀に建設された旧市街への主な入り口。かつてのアラブ城壁群において現存する唯一のイスラム様式の門。これより中へは観光バスや一般車両は乗り入れできません。
歩きながら撮ったらぶれぶれでした😣世界遺産に登録されている旧市街へはエスカレーターで登れます。両親と来た時はありませんでした。トレド市が約 20 年前にエスカレーターを設置したそうです。日本人ガイドさんが「今日は動いていて良かった~しょっちゅう故障するのよ」と言ってました。3台乗り継いでいくので動いていてホント良かった。
上からは新市街が見えます。こちらも気持ちの良い景色です。
トレドは迷路のような道ばかりです。日本人ガイドの女性が「迷子にならないように私の後ろをしっかりついてきてください。もし逸れたらカフェでタクシーを呼んでもらってアルフォンソ6世門まで来てください」と、難しそう😟
石の層とレンガの層を交互に積み上げて壁を造る、トレド周辺地方特有の伝統的な建築様式です。古代ローマ時代から受け継がれた工法でトレド積み(Albañilería toledana)というそうです。
サント・トメ教会 (Iglesia de Santo Tomé)の入口にある世界三大名画エル・グレコの最高傑作「オルガス伯の埋葬」。教会の壁面に直接描かれているので物理的に持ち出すことができず「門外不出」の至宝となっています。
トレドはエル・グレコが愛した街で生涯の後半約37年間を過ごしました。今回のツアーでは行っていませんがエル・グレコ美術館や旧エル・グレコの家もあります。宗教画で既に私はお腹いっぱいなのでこの1枚で十分です。失礼🙇‍♀️
ツアーではお決まりのトレドの伝統工芸象嵌細工の工房兼お店に立ち寄りました。
トレドの象嵌細工はダマスキナード(Damasquinado)とも呼ばれています。黒く変色させた鋼に金や銀を繊細に埋め込むイスラム由来の装飾技術です。半世紀近く前に母が買ったペンダントヘッドは今も綺麗です。
路地の合間からトレド大聖堂(Catedral de Santa María de Toledo)が見えてきました。
小さなトレドの大聖堂ですが大聖堂の大きさとしては世界で4番目、3位のセビリア大聖堂の次です。1226年に着工し1493年に完成した、スペイン最高峰のゴシック建築、トレド大司教はスペインのカトリック教会の首位聖職者。
真ん中の大きな門が免罪の門(Puerta del Perdón)、門の上部には銅製のトレドの紋章とグラナダのザクロが描かれています。
この門は通常閉じられており、大司教や一国の元首を迎え入れる時のみ扉が開きます。
実はこの門のもっと上まで写真に撮りたかったけれど撮れなかったので、別の写真から切り取ってみたのが↓
ファサードの上の部分は「最後の晩餐」のキリストと12使徒の像の彫刻があります。望遠鏡でも持って行かないと細かいところは確認できないです。
大聖堂の隣はトレド市庁舎(Casa consistorial de Toledo)、建設が始まったのは1575年、 設計は前任者が亡くなり、その後エル・グレコの息子が引き継いだ。その後また別の人に引き継がれ1703年にやっと完成に至った。現在も行政機関としてちゃんと機能しているそうです。
大聖堂には入場せず、迷路の中に戻って行きました。
旧市街はほとんどが集合住宅です。大きな扉があいていたのでぽちっと撮らせていただきました。立派で綺麗ですね。
旧市街には一般車両は乗入禁止です。中世の入り組んだ石畳の景観を守りつつ、住民や観光客の安全を確保するために、機械で自動昇降する車止めポールが導入されています。
居住者や緊急車両などの許可された車両のみが近づくとリモート操作やシステム連動で車止めが地中に下がり、通過できる仕組みになっています。
歴史的な街にハイテクなものがありました😅
駆け足でざーっと見て回ったけれどゆっくり1泊してみたい街でした。
8時半、スペイン最後の晩餐はマドリードのホテルで私達ツアーだけのお部屋で優雅な雰囲気でした。
サラダ、メルルーサの蒸し焼き、オレンジとシナモンのチョコケーキ。
お酒が無料でついてました。しかもワインでもビールでもジュースでも自由に選べました。私はスペインですっかり気に入ったスパークリングワイン「カヴァ 」をお願いしました。カヴァともこれでお別れです。寂しいなぁ🥂