アイスランド その2 ゴールデンサークル

2023年7月22日土曜日

アイスランド

 7月7日、日本から一日かけての大移動のまま、朝8時半にアイスランドに到着後、そのままバスで2時間半、ゴールデンサークルへ向かいました。ゴールデンサークルとはアイスランドで世界でも珍しい観光スポットが集中している地域のことです。

グトルフォスの滝、ゲイシール地熱地域、地球の割れ目ギャウに行きました。
グトルフォスに到着。滝があるように思えない平らなところに到着。私の滝イメージは山の中にあると固まっていたのですがグトルフォスの滝は氷河を源流としていて日本の滝のイメージとはだいぶ違いました。
アイスランド語でグトル「金」+フォス「滝」=「黄金の滝」
最大幅は約70メートル、最大落差は1段目で約15メートル、2段目で約30メートル、アイスランド随一の規模
間近で見るとすごい水量! 冬には少し水量が減るそうですがそれでも年間を通じてすごい勢いのままだそうです。
向うに見えるのが入口のある展望台。水しぶきがかなり上まで舞っています。
滝壺の横にある少女「シグリット」の銅像
20世紀初頭、グトルフォスの滝の豊富な水量に目をつけた外国の投資家たちは、グトルフォスの滝に水力発電所を作ることを計画しました。
当時、グトルフォスの滝は私有地で所有者の娘、シグズリルは美しいグトルフォスの滝が破壊されるという計画に耐えられず、様々な形で反対をしました。そして水力発電所計画は白紙となりました。
この出来事からシグリズルはアイスランドで最初の環境保護主義者として認識され最も重要な歴史的人物とされています。
ここでやっとお昼ごはん。魚介の濃厚なスープが毎回出てきましたがどれも絶品です。失礼ながらアイスランドがこんなにお料理が美味しいとは思っていませんでした。・・・が量が多い😨
アイスランドにはいくつもの地熱地帯があります。そのひとつゲイシール地熱地域に行きました。
蒸気がいくつも上がる広々とした景色もいいですね。
沼みたいなところを触ってみようかなと思っていたらこんな警告がありました。この表示がなければ触っているところだった。
今一番活発なストロックル間欠泉に向かっていたら、あぁぁぁ待って~~
たどり着いて次の噴出を5分ほど待って、待ちくたびれて他のところを写真に撮っていたら吹き上がってしまった。
この隣には大きいゲイシールという間欠泉がありますが、現在活動を休止しています。今一番大きいのはストロックルです。
間欠泉にはそれぞれ名前が付いていました。こちらは本家の名前を頂いたんですね。成長して大きくなるのかな。
ゲイシールが英語の間欠泉を意味する「geyser」になったそうです。
シンクヴェトリル国立公園はアイスランド本土唯一の世界遺産。東京ドーム約5,133個分の広さ。地球の割れ目ギャウがあるところです。ユーラシアプレートと、北アメリカプレートがが引っ張り合っている場所。
展望台からの景色。シンクヴァトラヴァトン(Þingvallavatn)という湖、大地の裂け目でスキューバダイビングやシュノーケリングをするツアーもあるそうです。冷たそう・・・釣りも出来ます。
三笠ジオパークより
アイスランドは北米プレートとユーラシアプレートの真上にあり現在でも広がりつづけおり、年に2〜3cmほど新しい大地が生まれています。逆に日本では二つのプレートが衝突して沈み込んでいく場所なんんです。だから地震が多い。地球には広がる場所もあれば沈み込む場所もあるわけなんですね。
どこかの旅行会社の写真を見ると私達が歩いたのはほんのちょっとですね。キャンプしたりハイキングをして二つのプレートをまたいで渡ったりするツアーもあるそうです。
地球の割れ目ギャウ。どっちがどのプレートだか・・・?
こうやって広がっていくそうです。10年後に来たら少し景色が変わっているかも。
「法の壁」と呼ばれる場所。シンクヴェトリルという地名はアイスランド語の「議会の場所」という意味。アイスランド国旗が立っている場所は世界最古の民主議会が開催された場所(推定)。アルシングと呼ばれる民主議会はレイキャビクに移るまで1798年まで開催された。
夏に数週間開催されるアルシングにはそれぞれの地域を代表する有力者が遠い道を馬に乗り集まった。
国旗が立っている場所が一番声が通るのでそこではないかと言われています。1944年に独立宣言したのもここシンクヴェトリルです。
ホテルに到着して、小さなホテルでしたが晩御飯は洗練されていて美味しかったです。朝は普通のバイキング。この日はさすがに疲れてお酒を飲まなくても爆睡💤