オーストリア 4 世界遺産ヴァッハウ渓谷の美しい景色

2019年7月9日火曜日

オーストリア

6月3日は7時半にザルツブルクを出発しました。約3時間のバス移動です。
36キロに及ぶ渓谷一帯が「ヴァッハウ渓谷の文化的景観」で、ユネスコの世界遺産に登録されています。メルク修道院もこれに含まれています。
美しい景観で世界遺産になっているだけあって高台にあるメルク修道院からの景色はのびのびした気持ちの良い景色です。気に入った!
大きな修道院
修道院の入り口の横にあったガーデンパビリオン
バロック時代の修道士たちのリラックスの場所だった。
清貧とは程遠い絢爛豪華な修道院(^_^;)
入口をくぐると最初にあったのはThe secondary school(中学高校)
男女共学で非常にレベルの高い学校だそうです。授業料が高いわけではなくレベルが高いのでとても人気だとか。中は撮影禁止でしたのでメルク修道院のウェッブサイトから写真を4枚拝借しました。
11の展示室の一番最初の部屋は青い照明の中に「Höre」の文字が浮かんでいます。「Höre」は「聴きなさい」と言う意味。この部屋に置いてある修道院の戒律の中世の写本が「Höre」聴きなさいから始まっています。「聞け、神の、宗派の、仲間の声を。そして汝の心の耳を傾けよ」
今でも現役の図書室。見えているのは16,000冊ほど、奥に螺旋階段があり上の階の部屋の本と合わせると約10万冊。
メルク修道院のモットーは「祈り、読む(勉強)、働く」なので図書室は充実。
教会につながるらせん階段、細部にわたって美しい修道院でした。
Marble Hallからテラスに出ました。中央にあるのが教会、向かって右が大理石の間で、左が図書館。
テラスから見たメルクの街並み
お天気も良いし気持ちいい~~~
メルク修道院にあるレストランでランチ
豚肉の煮込み料理とフリターテンスッぺ(Frittatensuppe)という短冊状に細く切れられたクレープが入ったコンソメスープ。今回のツアーはしっかり名物料理が出てきます。旅サラダでもこのスープが登場してた😊 飲み物はやっぱりアンズのジュース。ヴァッハウ渓谷で採れるアンズは特に名産として有名でメルク修道院の売店でもアンズのジャムやリキュールがたくさん売られていました。
食後、ヴァッハウ渓谷ドナウ川クルーズです。
ヴァッハウ渓谷はドナウ川クルーズの中で最も美しいと言われています。 世界遺産の景色ですからね。ぶどう畑のなかに古城と教会が次々に登場します。メルクからクレムスまで36km、約1時間半。
この観光船に乗りました。指定席でしたがずっと外にいたので席には最初の一瞬しか座りませんでした。
乗り場からメルク修道院が見えます。大きいのが良く分かります。
大きなリバークルーズの船と頻繁にすれ違いました。こんなにたくさんのリバークルーズの船が出ていてお客さんがいっぱいになるのか心配になってしまいました😅
シェーンビューエル城(Schloß Schönbühel) 
一番最初に現れたこのお城は9世紀を起源とするお城で現在も個人所有だそうです。
山のてっぺんにあるアッグシュタイン城(Aggstein)
12世紀、この城からドナウに鎖を渡して航行中の船を止め、略奪を行ったとされています。
ヒンターハウス城( Burgruine Hinterhaus ) 
この古城は1243年に最初に文献に現れ、1500年頃まで実際に住まれていたお城。
橋が架かってないところで見かけた渡し船。エンジンは付いてなくロープでつながれていて川の流れだけを利用し動いているそうです。
聖ミヒャエル教会(Wehrkirche St. Michael)  
教会の歴史としては987年という記録が最初。ヴァッハウ渓谷で一番古い教会。
聖マリア被昇天教会(Wehrkirche Mariae Himmelfahrt)
ブドウ畑が広がるここヴァイセンキルヒェンは「リースリング」という白ワイン用ぶどう品種の発祥地。
ケーンリンガー城跡(Ruine Kuenringerburg)
12世紀中頃に築かれた城、十字軍のイギリス王リチャードが、幽閉された城。
デュリュンシュタイン聖堂参事会修道院教会(Chorherrenstift)
あまりに綺麗なので新しいのかと思ったら15世紀に建設。
クレムス(Krems)に到着
オーストリアで最も古い都市のひとつ。昔の街並みが保存された美しい街だそうです。歩いてみたいですね。
ここクレムスで降りバスでウィーンに向かいました。ウィーンまで約1時間。このままウィーンまで船で行きたかった🤗