フォトジェニックなロヴィニ

2017年6月14日水曜日

スロベニア・クロアチア・ボスニア・ヘルツェゴヴィナ

イストラ半島の観光二ヵ所目はプーラからバスで50分、ロヴィニです。
ロヴィニはヨーロッパの美しい村30選に選ばれている所でどこを切り取っても絵になる美しいところでした。旧市街は海に突き出した部分で一周1キロ位の小さなところです。
最初にこの町を占領したのがローマ人です。
13世紀から18世紀の間、ヴェネツィア共和国に支配されます。
1815年にはイストリア半島全域がオーストラリア=ハンガリー帝国に支配されています。
第一次世界大戦後の1918~1947年にはイタリア王国に支配下に、その後は記憶に新しいユーゴスラビア⇒クロアチア。
カフェの壁に昔のロヴィニの絵がありました。城塞都市ロヴィニは小さな島に築かれていたのですが、ヴェネツィア共和国支配の頃の1763年に海峡を埋めて本土とつながったそうです。
バスを降りた途端にこの有名な景色! 感激です。
シャッター押しまくり😄
バルビ門、1680年に造られ、島の先に作られた城塞都市への入り口でした。この城門にはヴェネツィアのシンボル「翼のあるライオン」があります。
ヴェネチア共和国統治下の市庁舎で、現在はロヴィニ市議会の建物。
公用語はイタリア語とクロアチア語。看板も二か国語表記。
現在も市民の1割以上がイタリア系。ガイドさんの話ではイストラの人達の気質には二通りで、イタリア系はおしゃべり、サングラス好き、働くのが嫌い、ドイツ系は仲良し、働き者、おしゃべりが嫌いだそうです。分かる気がする・・・
丘の上にある教会に向かう道でまたまたシャッター押しまくり(^^;)


小さいけれど素敵な雑貨店やアートギャラリーが続きます。ツアーなので寄る暇がなく残念でした。
住むのはたいへんでしょうね。
後に見えるのが目的地聖エウフェミア教会です。800年前の石畳の続く路地はフォトジェニックだけれどつるつるで下り坂は大変です。この写真をクリックして大きくして見てもらうと分かるのですが、写真の黄色いTシャツの人は靴を脱いで裸足で歩いてました。最初はなぜ裸足で歩いている人が多いのか不思議でしたがあまりに石畳がつるつるでサンダルやヒールでは危ないのです。雨が降らなくて良かったです。
ヴェネツィア支配時代の1736年に建てられた、高さ63mの塔を持つ聖エウフェミア教会。
鐘楼の上には3世紀に15歳で殉教した少女エウフェミアの像が置かれています。
ロヴィニの守護聖女となった少女エウフェミアの石棺が置かれていました。
教会からの帰りはつるつるの道ではなく海沿いを歩きました。ヨーロッパではたいへん人気のリゾートビーチだそうです。
砂浜がないので日本人が想像するビーチのイメージとはかなり違います。砂が舞うことがないので透明度は抜群です。
チトー広場

後期ルネサンス様式の時計塔
ここにも「翼のあるライオン」が付いています。
チトー広場の真ん中にある男の子が魚を抱いている像がありました。噴水ということでしたが、水が出てないのかと思っていたが・・・写真を拡大してみたらかすかに出ていた(・_・;)
ロヴィニ港
港の前に市場がありました。 特産品のトリュフの瓶詰、はちみつ、ラベンダー、果物、ドライフルーツなどがありました。この市場は添乗員さんが薦めなかったので何も買いませんでした。
この路地にあるお店でランチをいただきました。
魚のスープ、イカのグリル、サラダ、ココナッツケーキ。どれも日本人の口に合うものでした。特にイカのグリルがすご~~~く美味しかったです。
この景色が夜、ライトアップされたところを見たかったです。ツアーなのでお昼を食べたら次の目的地ポレチェに出発しました。