ドイツ その10 ケルンの地ビール醸造所直営店と大聖堂

2016年10月31日月曜日

ドイツ

バスからケルン大聖堂とホーエンツォレルン橋が見えてきました。
ハイデルベルクを朝7:30に出発、約255km離れた大都会ケルンに到着です。ドイツではベルリン、ハンブルク、ミュンヘンに次いで4番目の都市です。ドイツに来てからずっと村や町だったので久しぶりの都会です。
ケルン中央駅、大きいです。途中、寄り道観光をしてきたのでケルンに着いたらすぐにお昼です。
ツアーの他の方々は添乗員さんに連れられてバームクーヘンが美味しいCafe Richardに行かれました。夫がお昼にバームクーヘンはいらないので別のお店に行ってきますと言うと添乗員さんがそれならぜひここに行ってとカフェの近くの「Früh am Dom(フリュー・アム・ドム)」に案内してくれました。添乗員さんは走ってカフェに戻られましたよ。我儘言って申し訳なかったのですがこれが大正解でCafe Richardではお目当てのバームクーヘンが売り切れだったそうです。
ケルンの地ビール、ケルッシュはケルンの加盟醸造所が作ったビールしか「ケルシュ」を名乗れないのです。フリュー・アム・ドムはFrüh Kölsch(フリュー・ケルシュ)醸造所の直営店。なのでビールはフリュー・ケルシュのみ。それぞれの醸造所でオリジナリティを出しているそうです。ビールはジョッキではなく200mlの細いグラスです。丸いグラスをたくさんはめて運べるようになっているトレイでグラスが空になると持ってきてくれます。お代わりするとコースターに線を引いて、その線を数えてお勘定します。ビールは200mlと少しずつ来るのに、ウインナーはドカンと来た! マッシュポテトにいろいろな野菜が混ぜ合わさっていて美味しかったのだが半分でギブアップ。日本でビールは好きではないのにドイツのビールは美味しいです。ここのケルッシュも美味しいです。他のケルッシュも味比べに行ってみたいと思いました。
屋外は満席だったので中に通されました。入口付近は立ち飲みのカウンターでした。さらにその奥に通されたら私たちだけの貸し切り状態でした。壁もテーブルも木製でドイツらしい雰囲気。夜は混んでいるので相席になるそうです。トイレに行くときに地下を覗いてみたら地下は石造りでした。後で聞いたら外の席はスリが多く観光客は要注意だそうです。今まで田舎でのんびり観光していたところへいきなり都会での緊張感が蘇りました。
食事後はバッグをしっかり抱えて世界遺産ケルン大聖堂の見学です。幅86m、奥行き144m、尖塔の高さは157mとゴシック様式の大聖堂。4世紀から聖堂が建てられていたが火事、空襲があり現在のものは19世紀に完成した3代目です。

左はペテロとパウロの門、右は内部、天井が高~~い!
入るとすぐ右側に有名なバイエルンの窓という5枚のステンドグラスがあります。ステンドガラスで作ったというより絵で描いたようです。すごいです。
5枚のうちの2枚。左がキリスト誕生を祝う羊飼いと三人の博士、右がキリストの遺体を抱く聖母マリア。
シュテファン・ロホナーの代表作で、「市の守護聖人たちの祭壇画」
中央祭壇、1260年頃に作られたステンドグラス「聖書の窓」、この前に三人の博士の遺骨が納められた黄金の棺が安置されている。(聖遺物)
床のモザイク画も素晴らしいです。
左側には1507年から1509年にかけて制作されたステンドグラス「ペテロ蔓のイエス窓」5枚があります。これも素晴らしいステンドグラスです。ウキペディアによるとケルン大聖堂の維持管理費用は最近年間約1000万ユーロに達しているそうです。それでも入場料無料でした~
最後に地下の宝庫に行ってきました。ここは有料です。キンキラピカピカがいっぱいです。
ケルンでの観光は大聖堂のみでした。醸造所直営店にケルッシュを飲みに行ったお陰でケルンの雰囲気を感じることが出来て印象に残る街になりました。
バームクーヘンがカフェで売り切れだったのを申し訳なく思った添乗員さんがCafe Richardのお持ち帰り用の一口バームクーヘンを全員に買ってくださいました。カフェに行かなかった私達にまでお気遣いありがとうございます。
ケルッシュとバームクーヘン両方ゲット(#^^#)