鳴門市ドイツ館から奥祖谷のかずら橋まで

2025年10月30日木曜日

四国 徳島

 10月23日、ホテルの朝食バイキングで徳島名物のたらいうどんと徳島ラーメンを味見し、9時に徳島グランヴィリオホテルを出発🚗

1,071 mの吉野川橋
吉野川がこんなに大きな川だとは知りませんでした。
日本百名橋、とくしま市民遺産、土木学会選奨土木遺産に選定されています。

最初に訪れたのは鳴門市ドイツ館です。こういうところがあるのをはじめて知りました。
鳴門市ドイツ館は第一次世界大戦時に日本軍の捕虜となったドイツ兵を収容した「板東俘虜収容所」の史料館です。館内の写真撮影が出来なかったので外観だけです。
ドイツ兵の人権を尊重し、夫々の技術を活かし、パン作り、スポーツ、印刷等いろいろな活動に取り組みました。中でも音楽活動は盛んで楽器を手作りするところから始め、ベートーヴェンの「交響曲第九番」をアジアで初めてコンサートとして全楽章演奏しました。ドイツ兵たちは地域の住民とも交流を深め打ち解けていたそうです。

第九初演のエピソードとお人形のロボット演奏が行われる「第九シアター」はディズニーランドのミッキーのバンド演奏よりずっとちゃちなのに感動してしまいました。

お遍路の第1番札所にあたる「霊山寺」が近いのでお遍路さんが歩いていましたが何故か西洋人! 仏教徒ではないよね。
外国人のお遍路さんが急増中だそうです。最近の外国人観光客は体験がお好きですね。

ちょっとお昼には早かったけれど人気のさぬきやさんに寄りました。
徳島名物のたらいうどんはホテルの朝食バイキングで食べたので、さぬきやさんでは松茸うどんにしました。
こちらはおうどんはテーブルでオーダーします。天ぷらやおにぎりはセルフで注文票に自己申告で後払いです。おつゆが美味しかった😋

小歩危展望台、V字谷がよく分かる絶景スポットです。
これも吉野川!この先、徳島市内に行ってあんなに大きく雄大な川になるなんて想像できないです。

大歩危峡で遊覧船に乗りました。乗り場まで下り坂、きれいな川に見とれないようにゆっくり歩きました。「股でくと険」なんて説があるくらいなので⁉️

大歩危は小歩危ともに国の天然記念物及び国の名勝に指定されています。
この岩が天然記念物↑

岩にはいつもの水位の跡が見られます。今年の暑さで水位が下がり遊覧船は短縮運行でした。
岩の上にある駐車場の一番下の段の天井まで水がきたことがあるそうです。

最高水位の景色も見てみたいけど、恐ろしい🥶
徳島で一番有名な観光地、秘境、祖谷かずら橋。
シラクチカズラで作られたもので、長さ45m・幅2m・水面上14m、日本三奇橋の一つで、重要有形民俗文化財です。昔は深山渓谷地帯の唯一の交通施設でした。年間35万人の観光客が通るため、3年毎に架け替えが行われています。
安心してください!シラクチカズラがいくら太いといっても現在はワイヤロープだけでも安全性が保たれるようになっているそうです。
かずら橋は一方通行で通行料が550円、高所恐怖症の夫はカメラマン?
私だけ渡りました。
真ん中あたりで撮った写真です。スマホを落としたら大変なのでスマホはバッグにしまい、首から下げたデジカメで📷

揺れは少ないのですが隙間が歩きづらいんです。スマホを落としたら間違いなく川底です。

余談ですがかずら橋夢舞台というレストラン併設の大型駐車場は駐車料金が500円ですが向かい側の駐車場は300円です。空いていたので300円のほうに駐車できました😄
秘境と言われていますが大型駐車場には観光バスがたくさん来ていて秘境という感じは全くしません。

祖谷のかずら橋から車で1時間「奥祖谷二重かずら橋」に行きました。

途中にある「かかしの里」、この集落には今はほとんど人が住んでいない限界集落。
人がたくさんいる風に生活感あふれる人形がおいてあるのですが、なんかちょっと不気味・・・

やっと到着、遠かった~道が狭く大型バスは入ってこれないのでこちらは本物の秘境でした!
標高1,000メートルの高地にある谷底に2つのかずら橋がかかっています。奥祖谷二重かずら橋は約800年前平家一門が剣山の「平家の馬場」での訓練に通うため架設したといわれています。2本のかずら橋、長さ42メートルの男橋と20メートルの女橋が並んで架かっています。
入場料はここも大人550円。
谷底まで下って行きます。

祖谷川に架かる奥祖谷二重かずら橋は四国八十八景14番・四国のみずべ八十八カ所選定されています。
こちらは男橋、ここでも高所恐怖症の夫はカメラマン!
長さ42メートルの男橋、こちらもワイヤーで安全は確保されています。
良い雰囲気の女橋
野猿という人力のロープウェイを見たかったのですが故障中でロープしかありませんでした。残念!しかも川の水がほとんどなくなっていて歩いて渡れそう😔
故障してなければ乗れるはずだった・・・
写真はツーリズム四国さんからお借りしました。

ここは空気が全く違いました。マイナスイオンがいっぱいです。祖谷のかずら橋より小さい橋ですが緑に囲まれ、人も少なく静かで私はこちらの方が好きです。
街灯もない細い道なので暗くなる前に帰らないと怖いです。
国選定重要伝統的建造物群保存地区落合集落。
集落内の高低差は約390m、独特の工夫を凝らして造られた主屋や石垣が現在も多く残る集落。
案内標識も写真のGPSも落合集落であることは確かなのだが近すぎて何だか分からない
手前にポスターに使われる写真のスポットがあったみたい、見逃した~
くねくねとまた1時間かけて祖谷まで戻り、無事に楽しみにしていた旅館に到着。お疲れ様~