やっと行ってきた修学院離宮と思い出の京都御所

2024年4月25日木曜日

京都

 修学院離宮、遠くてなかなか行く気にならなかったのですが、今行かないと思い立ち宮内庁のサイトから予約して行ってきました。京都駅から地下鉄で 国際会館駅へ行き、そこからタクシーで10分、帰りはバス停まで15分ほど歩きバスで 国際会館駅に戻り地下鉄で今出川まで行きました。やっぱり遠かった。でも行ってよかった!

1653年~1655年に後水尾上皇の指示で造営された離宮です。桂離宮は造りこまれた造形美でしたが修学院離宮は周りの棚田から遠方の山の景色すべてと調和した広大な庭園美。広さは約54万5000㎡と広大です。

立派な松、この松一本でも我が家の庭には入りきらないだろうなぁ😅
水田も風景に取り入れているので景観維持のためこの田畑は昭和39年に宮内庁が買い上げ、地元農家と契約を結んで耕作してもらっているそうです。お米の時期は必ずお米を作ることをお願いしてあるそうです。
右の人は宮内庁警察。先頭には宮内庁職員のガイドさんが立ちイヤホンガイドを使って説明してくれます。最後尾には皇宮警察の方が付き見張ってます。
襖絵がどれも素敵!
右下は御幸門の花菱紋の透かし彫り
これが天下の三棚の一つ霞棚。5枚の棚板が霞がたなびいているように見えることから霞棚と呼ばれています。本当に美しいです。
天下の三棚とは醍醐棚(醍醐寺三宝院)、桂棚(桂離宮)と霞棚(修学院離宮)。この霞棚が一番好き!
上離宮の門
頂上に広がる庭園。浴竜池は人工池です。
舟遊びも楽しんでいた。
こんなに大きな池のある庭園があることは下からは全く分からない。
下から見上げると⬇️
浴竜池は谷川を堰き止めて造った人工池で、大きな堤防と4段の石垣で補強されています。それを見えないように3段の生垣と大刈込で覆っています。
武骨な石垣を隠しているだけではなく、上に素晴らしい景色があることも隠しているそうです。
離宮の頂上まで登りきって後方を振り返った時に急に広がる風景にびっくりさせる効果も狙っていたそうです。これぞ修学院離宮ですね!
エリア毎に門があり、都度、カギをガイドの方が開け閉めしてました。1日5回もツアーがあるのに厳重です。

80分の参観を終え、次は桜が満開の京都御所に行きました。
京都御所は観光客でいっぱい! いきなり現実に戻ってきた感じ😰
こんな人だらけの京都御所は見たことない。
今、御所は通年公開です。手荷物検査のところには長い列ができ、中では英語のパンフレットは品切れ状態!
私が高校生の時、年二回の御所開きにはお昼休みにここに来てました。思い出深い場所なので📸
人が入り込まない写真も何とか1枚撮れた。
お昼休みをよくここの芝生で過ごしていたのに・・・そんなのんびりした雰囲気は皆無。
久しぶりの京都なのにオーバーツーリズムにどっと疲れさせられてしまった。それでもまた行きたくなるのが京都なのです。そしてますますオーバーツーリズムに・・・どうにかして~
奈良&京都はこれにて終了。