笠間にある北大路魯山人のお宅を訪問してきました。
「美的空間で日常坐臥を満たさねば、美しいものを生み出せない」という魯山人の考えの下に創られた住居なのでただの古民家ではありませんこの茅葺きの民家は神奈川県厚木市近郊の江戸時代の豪族の母屋であったものを昭和の初めに北大路魯山人が北鎌倉に移築し、自らの住居としていた。それを昭和40年に北鎌倉より笠間日動美術館が移築した。
笠間日動美術館の分館として「春風萬里荘」と名付けた。
玄関の土間の左手にある洋間。元は馬屋だったとは信じられない。
床には年輪を刻んだ欅の木目を見せた「木レンガ」を敷きつめてある。手斧削りの梁の棚板、古いインド風の擬人化された象の首の棚受など、細部へのこだわりがすごい。
自然石そのままを組み上げた暖炉
これも自らがデザインしたステンドグラス、現在残るのはこれただ一つ洋間からのお庭がきれい。
春風萬里荘の展示品として日動美術館の彫刻等所蔵品がたくさん展示されています。これも魯山人お手製!
五右衛門風呂に小さな方は上がり湯です。
私は馬屋を改装した洋間に一番感心しました。
土間に欅を埋め込んで木レンガの床にするなんて発想はすごいと思いました。
築40年の我が家もなんとか何とかならないか考えてみるか💦
4 件のコメント:
こんばんは
多彩な才能を持つ魯山人ならではの邸宅だと思いました。
芸術家ならではのセンスなんでしょうね。
土間の玄関の鹿のはく製。。なぜここに。。。
和室の書は魯山人の書なのでしょうか
書道家でもあったんだからきと自分で書かれたんだろうな。。と思ったり
お茶室の前の路地もなんか趣があって面白いと思ったり。。。
写真だけでもたくさん楽しめました。
なにげなくある暖炉。。
自然石をそのままくみ上げた暖炉。
普通の人はこういう暖炉を作らないだろうなぁ。
暖炉と木彫りがなんか不思議。
お庭も随分と広いですね。
複雑な幼少期を過ごされ、波乱万丈な人生だった
魯山人。
何を思い、この庭を眺めていたのだろうかと思ってしまいました。
凡人の私には理解しがたい思いがきっとあるんでしょうね。
☆brosaさん
こんばんは~
>土間の玄関の鹿のはく製。。なぜここに。。。
今、気が付きました(-_-;) 建物にめが奪われてました。
なんか違う感じですね。
和室左の書は草野心平氏の「春風萬里」です。
魯山人の作品はアップしてなかったのですが追加しておきました。
家を見ていてすべてに凝り性で一緒にいたら疲れそうと思いました。
ユメミーさん
こんにちは~
反応遅れました m(_)m
魯山人の邸宅の移築先が笠間に有るんですね
多才能な人だったんでしょうね・・・
日動火災が文化財保存事業でしょうけど
何か所縁があったんでしょうか
魯山人自体はTVのアニメ「美味しんぼ」によく出てきて
陶芸食器や拘りの食材・料理で知ってる程度なんですよ
☆栄ちゃん
コメント有難うございます。
芸術の街・笠間というぐらい笠間焼の窯元やギャラリー、美術館などが多いところです。昭和39(1964)年、笠間にアトリエを作りたいという作家達の要望から、「芸術の村」の構想が出て、その一環として移築されたそうです。
昔から陶芸家やオカリナ奏者等移住者が多いところでなまりのない地域です。
見たいところがたくさんあるのでお墓参りの時はどこかのギャラリーを覗きに行きます。
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