石見銀山 自転車散歩

2017年10月16日月曜日

島根

出雲大社前の竹野屋旅館を出発し、約1時間、石見銀山世界遺産センターに到着。2007年7月に環境に配慮し、自然と共生した鉱山運営を行っていたことが特に評価され、「石見銀山遺跡とその文化的景観」として世界遺産登録されています。しかしこんながらがらの世界遺産は初めて😓
がらがらです・・・ここまでしかマイカーでは入れないのかと思っていたら観光協会前と代官所跡前に20台ぐらいの駐車場があり、まだ10時前なので空いているかもしれないとと言われ急いで観光協会前駐車場へ。行ったら満車、駐車場のおじさんが代官所跡前がまだ空きがあるというので急いでそちらへ車を走らせ最後の一台に滑り込みました🚗
車を置いた駐車場は観光の始まりのA地点。ずっと上り坂なので電動自転車を借りました。2時間700円
ずっとこんな感じです。電動自転車は初めて乗ったのですが楽ちん😄 マイナスイオンがいっぱいって感じがします。
龍源寺間歩の受付が見えてきました。 龍源寺間歩とは1715年に開発された銀の採掘坑道、約600mの坑道の内273mを一般公開。入場料:410円
入口です。龍源寺間歩は通り抜け坑道になっています。
歩きやすく整備されていて10分もかからず通り抜けました。
自転車に乗って所々で降りて見て回りました。神社やお寺がたくさんありました。若くして亡くなった鉱夫たちの慰霊を目的として各宗派の寺院がたくさん建てらたそうです。
清水谷精錬所跡
石見銀山では灰吹法という当時最先端の方法により精錬されていた。
五百羅漢
五百羅漢の向かい側にある羅漢寺と合わせた拝観料500円。
代官所跡
出発地点に戻ってきたので自転車を返却し、お昼を食べ、午後は町並み地区をぶらぶら散策。
大森地区は、江戸時代初頭に石見銀山の政治経済の中心地として栄えた場所。
有力商人の家、重要文化財
最後に世界遺産センターを見学、観覧料300円。この写真はパンフレットの写真です。当時の鉱山での様子や技術を紹介しています。楽しそうに働いているように見えます。灰吹法の様子を見た時にマスクも何もしないで大丈夫なのかなと思いました。
帰って調べたら酸化鉛の粉塵を吸い込み作業員は鉛中毒を発症したそうです。
坑内での劣悪な環境と亜鉛中毒のため、当時の鉱夫は短命だったそうです。30歳まで生きられた鉱夫は尾頭付きの鯛と赤飯で長寿の祝いをしたほど短命だったとは・・・
さらに公開処刑場があったそうですが観光地図にはありません。石ころ一つでも持ち出せばその場で「問答無用」で斬首され、多くの無実の人も処刑されたと言い伝えられているそうですが「負の遺産」として消されています。石見銀山が海外にまで知られていたことなど華々しいことだけがとりあげられていました。
過酷な労働に耐えながら必死で生きていた人達のことを歴史のなかから消ししまうのはあまりに寂しい事だと思います。
「負の遺産」も含めて歴史ではないのかと思いますが・・・
観光客が減少しているのはただ単に遠いのと高齢者が自転車で観光するには厳しいからだと感じました。
道の駅ゆうひパーク浜田、気持ちの良い景色!
石見銀山から萩・石見空港の途中、道の駅ゆうひパーク浜田で休憩。 道路が立派で一般道も高速も区別がつかない❗
無事に空港に到着。柿本人麻呂が石見から妻のよさみ姫と離れ別れて都に行くときに詠んだ歌の歌碑がありました。石見は柿本人麻呂がいたところなんですね。
島根の旅行はこれで終了、前半は雨に降られましたがとても良いところで楽しかったです。
羽田から初めてリムジンバスで帰りました。荷物を持って乗り換えることを考えるとな~んて楽なんでしょう。気に入ったわ😍