ドイツ その3 ヴュルツブルク <世界遺産>

2016年9月21日水曜日

ドイツ

ライン川クルーズ後、お昼を食べたら、210km離れたヴュルツブルクへバスで一直線。渋滞を気にしながら3時間半で到着。アウトバーンといってもバスは制限速度100kmでした。
世界遺産のレジデンツ₍司教館₎
道路を渡って離れても全景がカメラに入りきりません。どうしてカトリックの司教の館がこんなに大きいのか不思議に思っていたら、司教と言っても行政権を与えられた領主司教の宮殿でした。
元々、領主司教は山の上のマリエンベルク要塞に住んでいたのですが、政局が安定し要塞に住む必要がなくなりお客様をお迎えする宮殿が建てられたそうです。
女神フランコニアの噴水
結婚式の記念写真を撮っているカップル二組に出会いました。まるでモデルのように美男美女!
階段の間
撮影禁止なのでドイツ観光局の写真を借りました。この階段の下まで馬車で入ってこられるようになってます。ここを設計したのは何のしがらみがないと大抜擢された若手建築家ノイマンです。支えのないアーチ形の巨大な天井はベテラン建築家から強度が弱いと酷評されたそうですがノイマンは絶対的自信で完成させたそうです。 ティエポロが描いた世界最大のフレスコ画は世界四大陸が描かれていました。壁の境目あたりの絵からは立体的に脚が飛び出したりしているのですが、脚の境目が全く分からず、じっと見てしまいました。1975年第二次世界大戦のイギリス軍からの爆撃に合い、かなりの被害を受けたのですが階段の間は無傷で残ったそうです。他の部屋はそれなりに立派ですがよくあるゴテゴテの部屋です。むしろほとんど焼失したものをここまで修復して残そうという努力に感銘を受けました。
レジデンツの地下には1128年から続く宮廷醸造所があり、現在は州立醸造所ホーフケラーとなって今でもワインが製造販売されています。ラベルにはレジデンツの絵が描かれているそうです。 ここフランケン地方のワインはボックスボイテルという瓶の形が特徴。街中で見かけた看板が可愛い(^_-)-☆
レジデンツの前の横断歩道を渡り聖キリアン大聖堂⇒ノイミュンスター教会⇒マルクト広場にある聖マリア礼拝堂⇒アルテ・マイン橋へと歩きました。13万人の都市の繁華街で人がいっぱいでした。
ノイミュンスター教会
伝道師キリアンが暗殺され埋められた場所。内部がとても美しいそうですが前を通過しただけ・・・残念。
聖キリアン大聖堂
後に町の守護聖人としてキリアンが正式に埋葬されたのがこちらの大聖堂。
とにかく大きい! ドイツで4番目に大きな大聖堂なのです!
マルクト広場にある聖マリア礼拝堂と観光案内所があるファルケンハウス。
マリア礼拝堂の入り口にあるアダムとイブはドイツを代表する彫刻家の一人リーメンシュナイダーの作品。この辺りは野菜や果物、チーズ、ワインの露店がいっぱいでした。
アルテ・マイン橋に到着。振り返ると聖キリアン大聖堂の左側に工事中の12世紀に建てられた市庁舎の塔がみえていました。
アルテ・マイン橋からマリエンベルク要塞を眺めました。
アルテ・マイン橋には12人聖人像が並んでいるのですが聖キリアン像からマリエンベルク要塞の写真を撮るのが定番らしく観光客でいっぱい(^^;)
マイン川
マリエンベルク要塞からの眺望は素晴らしいようですがヴュルツブルクの観光はこれにて終了。見どころがたくさんある観光地なのに歩くだけで残念です。教会のなかにも入ってみたかったし、マルクト広場のお店もぶらぶら眺めてみたかった。マリエンベルク要塞に行かなかったのは本当に残念。
ここからバスで1時間、ローテンブルクに向かいました。