ホテルかずら橋~地産地消のお食事

2025年11月4日火曜日

観光 徳島

 旅館の御飯は多すぎて食べきれないので"お料理少なめプラン"にしました。最近はこの少なめプランがあるところが増えて助かります。

名前が書かれているとおもてなしの心が伝わります。
これで少なめとは思えないです。
地産地消にこだわった「でこまわし」「そば米雑炊」「祖谷そば」などの郷土料理。徳島県産黒毛和牛と鰻の酢の物とあめごのお造りが特に美味しかったです。酢の物が大好きな私は初めての鰻の酢の物が気に入りました。鰻があっさりしていいわぁ。
囲炉裏の炭火でじっくりと焼きあげた「鮎の塩焼き」と「でこまわし」
でこまわしとは「でこ」とは人形を意味する方言です。串をくるくると回しながら焼くことから、「でこまわし」と名付けられたそうです。
上からほどいも(祖谷地域で栽培されている小芋)石豆腐、玉こんにゃくなどを串に刺し、少し甘めの自家製味噌だれをつけ、串を囲炉裏にたて焦げないように回しながら焼いて食べる郷土料理。ほどいもはもちもちしていてジャガイモとも里芋とも違う食感でした。

お腹いっぱいでご飯をお断りしたら、残念そうに「湧き水で炊いたご飯なのでぜひ朝食で召し上がってください」とおっしゃってました。若いスタッフさんなのにホテルのお料理に愛情を持っているんだなぁと感心しました。

女将さんが挨拶にいらっしゃいました。
女将が地元民謡の「祖谷の粉ひき唄」をアカペラで歌うのが今や名物になっています。
粟やひえしかなく、それを粉にするために石臼を回すことが大変重労働でした。 その労を慰めるために誰の口からともなく歌い継がれた民謡で祖谷では誰もが歌える唄だそうです。
物悲しい雰囲気が漂う唄でした。
大阪市内から日本三大秘境のひとつ徳島県の祖谷に若い勢いで来てしまったそうです。結婚前はお客さんの前に出なくていいと言われていたのに歌まで歌わされ、もう25年だそうです。
各テーブルに丁寧に挨拶に回られ、外国の方には英語で挨拶をされていました。もう立派な女将さんです。よく頑張られましたね。
何の変哲もないように見えますが、地産地消にこだわっています。
スダチジュース、豆乳鍋は豚肉、白菜、椎茸、豆腐、えのき茸などが入って、ボリューム満点。
祖谷地方特産品の阿波番茶は普通の番茶とは使用する茶葉や製法が異なり乳酸菌発酵茶です。
一泊だけですが体が健康になった気がします😉
左の写真の下がティーラウンジでわき水のコーヒーが無料でいただけます。
こちらのホテルは大き過ぎず、とても感じが良く、良い宿でした。
お世話になりました。

ここから金毘羅さんに向かって出発🚗
途中、小便小僧とひの字渓谷を見る予定でしたが道路が通行止めで行けませんでした。残念です。