金沢 4古い兼六園とピカピカの金沢城公園

2022年5月7日土曜日

金沢

 4月19日、今日も徒歩で観光です。旅館から兼六園の近くにある異人館に向かいました。歩いていると何やら趣のある大きな建物がありました。

なんと消防署!味噌蔵出張所、味噌蔵町という地名だったらしい。味噌蔵風でいいですね。昔の地名が金沢でも消えていくのは残念です。
兼六園近くの異人館に行ってみました。リゾートっぽくてかわいい。明治時代の金沢ではかなり目立ったでしょうね。
きれいに保存されています。少し戻って兼六園に到着。水戸偕楽園、岡山後楽園とならぶ日本三名園の一つ。
兼六園には7つの門があります。その中の小立野口から入りました。
ここかからのルートは下り坂でラクラク回遊コースなんです。

辰巳用水、寛永9年(1632)に、3代藩主・利常が、金沢城の防火用水を確保するためなどに設置した用水で、後に兼六園の曲水として用いられることとなりました。

眺望台、能登半島も見えるそうです。晴れていて気持ちいい~
霞ヶ池、園内で最も大きな池。かろうじて桜が残っていてくれた。1本の桜で写真が明るくなります。
兼六園の桜は約40種類、400本を超える木々があります。中でもこの菊桜は日本で一つしかなかった天然記念物、兼六園菊桜の3代目です。一つの花に花びらが300枚以上つき、菊の花のように咲くことからこの名で呼ばれているそうです。濃紅、薄紅、白と色が移っていくのが特徴。全国にある桜のなかでも珍しい品種。花びらが300枚以上つくというので大きいのかと思っていたら、普通の桜の小さな大きさに花びら300枚だった!
こちらは楊貴妃桜、見事な八重桜でした。華やかでいい🌸
兼六園は高低差を利用した噴水があるくらいなのでずっと坂道でした。
下り坂のコースで良かった。
兼六園といえば徽軫灯籠(ことじとうろう)、難しい漢字、読めも書けもしない😥水面を照らすための灯籠、暗闇の中、歩くことがあったのね。
日本で最初に建てられた銅像、日本で最古の噴水、翠滝、夕顔亭など有名なものは一通り巡って金沢城公園へ行きました。金沢城と石川橋で直結する桂坂口から出ました。ここの景色は最高!
金沢城と兼六園を結ぶ石川橋、1995年に架け替えられた綺麗な橋です。
石川橋の下は百間堀を埋め立てた道路、右側が金沢城、左側が兼六園。
今は市内の幹線道路ですが百間堀という名前のとおり金沢城のお堀だった。大きなお堀だったんですね。
金沢城は1583年、前田利家が金沢城に入り天守が築かれたが、1602年に落雷により焼失。
その後は天守は再建されず、本丸には三階櫓と二の丸には御殿が建てられた。
1759年の火災では城のほとんどを焼失、その後も1808年、1881年と火災ばっかり。
2015年の北陸新幹線の開業に合わせて頑張って復元されたようです。まだまだ発掘調査は続いていました。
石川門から入りました。金沢城の三御門(石川門、河北門、橋爪門)の一つ。三御門はすべて一の門を入ると直角に曲がり二の門がある枡形門。武道館の入り口を小さくした感じ。
石川門は1788年に再建されたもので重要文化財に指定されている。ここが表門かと思ったら庭の兼六園への裏門だった。
河北門は1759年の大火の後、三御門の中で一番最初(1772年)に再建された。実質的な正門はこっちだった。
2001年に完成した五十間長屋は武器や什器等の倉庫。
中に入ってみました。
あれっ、ピンボケ😨 とにかく長いのです。
日本古来の柱と梁・桁を持つ木造軸組工法&エレベーターで復元されている。
五十間長屋から見た外の景色が広々として気持ち良かった。
橋爪門は2015年に復元されたもので三御門の中では新品!
お殿様が暮らした二ノ丸御殿の正門にあたるので一番厳重で美しい。
三十間長屋は1858年築で重要文化財、武器庫です。
玉泉院丸庭園は明治期に廃絶され、2015年に復元されました。新しいので木々がまだまだ若く落ち着いていない。
池底からの周囲の石垣最上段までの高低差が22mもある立体的な造りになっている。
この石垣や辰巳用水については随分前にブラタモリで観たのは覚えているのですが、タモリさんは石垣に詳しいなぁと思ったことしか記憶にない😅
いろいろ覚えているタモリさんはすごいわ。
トイレでも観光に力を入れているのが分かります。
鼠多門、他の門には見られない黒漆喰。
鼠多門と城内最大規模の木橋、鼠多門橋は2020年に復元。
ピカピカに新しい金沢城公園を出てお昼の予約をしてある駅前のお寿司屋さんまでてくてく歩きました。