金沢 2長町武家屋敷跡

2022年4月28日木曜日

金沢

 忍者寺から武家屋敷街にぶらぶら歩いて行きました。
戦災に遭わなかった金沢では歩いていると古い住宅が多く残っています。

市指定保存建造物の旧森紙店は、江戸時代末期の建築。戦後、たくさん残っていた石置き屋根の建物は現在、この建物一軒のみ。
屋根の上が見えないのが残念。

武家屋敷街に到着、最初に目に入ってきた建物は金沢市老舗記念館。
明治11年(1878)に建築された。「中屋薬舗」の建物。金沢の薬の伝統的な製造や販売などの実態を知ることができる貴重、国の登録有形民俗文化財。

大野庄用水、ゴーゴとすごい勢いで流れていました。よく見ると各家に引き込まれています。どの家にも立派なお庭がありそうです。

統一感のある美しい土塀の街並みはお城を守るため道を狭く曲がりくねり攻められないように作られています。
城下町ならではの「曲がり真っすぐ」というそうです。
今でも普通に住んでいらっしゃる住宅街で、どのおうちもとても立派、どうやらここは高級住宅街のようです。

武家屋敷跡 野村家
ミシュラン・グリーンガイド・ジャポンで二つ星。
大野庄用水を引き込んだ曲水が濡れ縁下まで続き狭いのにびっしり作りこまれていました。
狩野派の最高峰佐々木泉景が描いた山水画の襖絵は本当に美しい。
お茶室が二階にありました。珍しい。

階段が石で歩きにくく怖かった。着物を着て上がったり下がったり大変だったでしょうね。
そういえば忍者寺のお茶室は三階だった。上のほうにお茶室を作るのは金沢好み?

加賀藩に仕えた中級武士高田家の武家屋敷跡、入らなかった。

精霊病院聖堂、昭和6年に建てられた。市の指定文化財

ここでも群青色と金が使われ金沢らしい
畳の教会を初めて見ました。

Pax Christiを見つけ、平和を祈りました。
キリストの時代から現在まで戦争が絶えたことがない地球。なんて人間は愚かなのでしょう。