チュニジア21 最後の晩餐は高級レストラン

2020年5月12日火曜日

アフリカ チュニジア

3月3日はいよいよチュニジアの最後の夜、ホテルで休憩後、夕食は高級伝統チュニジア料理のレストラン、エッサラヤ(Essaraya)に行きました。
まさかこんな所に高級レストランがあるのかと不安になるような道でした。帰ってから地図を確認したらカスバ広場の近くでした。
 え~~ここに本当にあるの?
バスを降りSouk Sakajineという昔は馬具などを売っていた市場を通り抜けたがすっかり寂れ、一人では歩くのも怖いような感じでした。
さらに暗くなり、さらに不安になった・・・
到着したらガイドのアデルさんがノックをしたら扉が開いた。 中から開けて貰わないと入れないって、すごそうじゃない! 直ぐに考えが変わる前向きな私😊
中に入ったら絢爛豪華なレストランだった。大丈夫かしらなんて思って失礼しました。
エッサラヤ(Essaraya)とは豪華な宮殿という意味、18世紀ごろの邸宅を改造したレストラン。
食事の前に自由に見学をしてくださいと言うことで拝見させてもらいました。

家の中の扉も立派!
2階です。天井はドーム型で昼間なら青空が見えるそうです。いったいどんな方がお住まいだったのでしょう。


こんな素晴らしい漆喰彫刻が個人の家の中にあるなんて・・・偉い方のお家だったのでしょう。
ホテルではずっとバイキングの夕食だったので初めての落ち着いた夕食でした。しかもチュニジアの雰囲気満載です。
チュニジアの民族楽器ウードの演奏を行ってくれ、マールーフというアンダルシアから入ってきた伝統音楽から
「ゴッドファーザー」のテーマなどを演奏してくれました。哀愁のあるいい音色でした。
演奏してくれているのは学校の先生。教師はアルバイトをしないと生活できないそうです。
チュニジアはとても教育熱心な国なのですが児童生徒数に比べて学校数が少なく、学年ごとに時間を区切り生徒を入れ替える二部制をとる学校がほとんど。施設も特に地方において老朽化している学校が多い。
授業についても、突然休校になることも珍しくなく、父母と教師の話し合いの機会も非常に限られているとか・・・
教育熱心なのに残念です。早く改善されることを祈ってます。
 お皿も美しく立派!
前菜、ビーフ・モスリ(牛肉の煮込み)、ズリーガ(ミルクプリン)、ミントティー。
香りの大好きなチュニジアでは「フラワーウォーター」でミルクプリンにバラの香りを付けてありました。バラの香りのプリンに慣れていないので石鹸の味がすると何度も言われると添乗員さんが言ってました。「フラワーウォーター」は瓶入りでワインのようにスーパーで並んでました。お風呂にでも入れるのかと思ったらスイーツやコーヒーに使われるとは😲
バラの香りのミルクプリンが日本人には人気が無いので添乗員さんがケーキを頼んでおいてくれました。
バースデーケーキです。3月生まれの方が添乗員さんを含めて4人、おめでとう🎊
ナッツ入りの美味しいチョコレートケーキでした。
夫はお花の香のプリン、全く平気だそうです。私は刷り込まれたスイーツの香から直ぐには抜け出せませんでした。
帰りも全く人通りのない道を戻りました。
ホテルに戻り、両替したお金が少し残りそうなのでバーでビールを飲むことにしました。チュニジアン・ディナールはチュニジア国外に持ち出すことはできないのです。
ステキな歌を聴きながら、チュニジア最後の夜を優雅に過ごしました。