スイス 5 ベルニナ線を窓が開くローカル列車で

2019年10月9日水曜日

スイス

9月9日、待望のベルニナ急行乗車の日です!
ユネスコ世界遺産(レーティッシュ鉄道 アルブラ線・ベルニナ線と周辺の景観)の2つの路線を走るのが世界遺産ベルニナ急行です。アルブラ線とはクール〜サンモリッツ、ベルニナ線はサンモリッツ~ティラーノ。ベルニナ急行に乗って高~い石橋とくるくる回るループ橋を見たいと友人にお願いしてあったのでクール~ティラーノまでベルニナ急行の指定席券を買っておいてくれました。8:32発、直通は1日に1本しかない!
ところが・・・最寄りのBad Ragazの駅に着いたら、なんとクールに行く電車が遅れてるではないか! ベルニナ急行に間に合わない‼ 家にまだいらしたご主人に車でLandquartの駅まで車で送ってもらいクールまで電車で行きましたがベルニナ急行には間に合いませんでした。友達がローカル線で行っても私が見たいと言っていた橋を見ることが出来るかを駅員さんに確認してくれてました<(_ _)>
後で調べるとこんな風に移動しました。このSBBの駅探のようなアプリを友達はサクサク使ってました。私もこのアプリをスマホに入れて行ったのですが地名が頭に入ってないと使いこなせないです。しかもスイス国鉄(SBB)とレーティッシュ鉄道(Rhatische Bahn)が同じ構内にあるので一人だったら便利だけれど不安でもあったと思います。
クールから乗った電車のテーブル。路線図があって便利。車両の前(後ろだったかも)の方に展望車両があるらしいと言うことで行ってみました。
美しいFilisurの街並み、スイスはどこも手入れの行き届いた草原が広がっています。
展望車両は椅子が無くて窓が開いていました。写真を撮るための車両のようです。私が行った時はすでに人がいっぱいでした。しばらく頑張って人の合間からFilisurの景色を撮らせてもらい席に戻りました。
席に戻って数分後、何と言うことでしょう。Landwasser橋が~~ガラスが映り込んでる🤣 もう少し頑張っていれば良かった~この目で見たからいいか! 同じような石橋がいくつもあるのですが国旗と州旗で分かりやすい!高さ65m、長さ約140m、列車に乗っていると高さを感じないうちにというか、「アッ、これだ~」と叫んでいるうちに終わってしまった。2009年にはじめて修復工事をするまで、106年の間、補修することもなく使用できたという鉄道建築の傑作だそうです。国の重要文化財。
その後はSamedanからローカル電車を乗り継ぎベルニナ線へと入っていきました。ベルニナ線のルートは、標高差が1,828m。
この路線図は結構使いました。まだ夏なのに前日、この辺りは雪だったそうでだんだん雪景色になってきました。スイスでは夏でも気温が下がることがあるので衣替えはしないそうです。
ベルニナ線に入ってからは写真を撮りまくりです。どれを選んだら良いのやら🤔
レイ・ネイル(Lej Nair/黒い湖)
ラーゴ・ビアンコ(Lago Bianco白い湖)とカンブレナ氷河
真ん中が氷河なのですが雪景色では分かりにくいですね。
隣同士の二つの湖ですがLej Nairはロマンシュ語(スイス第4の国語)、Lago Biancoはイタリア語です。此処まで来るとだんだんイタリア語の影響が大きくなってくるようです。
アルプ・グリュム(Alp Grum)標高2,091mのところにある駅。ここからハイキングに行く人たちがたくさん降りました。ここからの景色は絵葉書のようでした。それがこれ!
ピッツ・パリュPiz Palü(3,905m)となんとも綺麗な色の湖、ラーゴ・パリュ(Lago Palü)
湖の上にあるのがパリュ氷河(Vadret da Palü)
列車は高いところを走りハイジになった気分😊
下り始めました。
ポスキアーヴォ(Poschiavo)の町
ポスキアーヴォ湖、ミララーゴ(Miralago)駅から📷
撮影ポイントで長く止まってくれているような気がします。
ついに待ちに待った Brusioのオープンループ橋です。

窓が開くローカル列車で良かった~\(^o^)/
長さ約142.8メートル、約1800mの高低差を通常レールで克服したアルプスの山岳鉄道の傑作だそうです。細かいことは分かりませんが周りの風景に溶け込んでいい感じです。
余韻に浸っていると列車は街の中に入り終着駅Tiranoに到着。スイスからイタリアに入国です!
Tirano駅、左側にベルニナ・エキスプレスが止まってました。最初に乗る予定だったベルニナ・エキスプレスが12:49にTirano着だったのでローカル線で追いかけて遅れたのはたったの15分でした。指定席券は払い戻しをしてくれなかったけれど窓が開いたのは最高に良かったです。
友人の奮闘に感謝です。
右が私達が利用したスイスのTirano駅、左がイタリアのTirano駅
イタリアに来たのだから、ジェラートを食べなくてはね(^_-)-☆ 通貨はユーロになります。日本から持って行ったユーロが役に立ちました。
次はここで折り返しベルニナ・エキスプレスに乗りました。