チェコ 1 プラハ城

2019年6月11日火曜日

チェコ

ヨーロッパで最も美しい街と言われ、『アマデウス』『ミッション・インポッシブル』『のだめカンタービレ』など数々の映画のロケ地になっているプラハ!私の期待値は200%だった・・・ところがすごい観光客で溢れかえっているではないか、どこを見ても渋谷のスクランブル交差点だ! おまけに添乗員さんも現地ガイドさんも目印を持たないので迷子にならないようにするのに必死!朝一番でプラハ城に行かないととんでもない行列になるというのでまずはプラハ城に向かいました。
お城の入り口では微動だにしない衛兵がお出迎え⁉
ヨーロッパのお城と言えばシンデレラ城のようなものを思い浮かべますがプラハ城は高さがなく長さが約570mと横に長く要塞のような宮殿。
黄色い宮殿に取り囲まれて真ん中にドカンと建っているのが聖ヴィート大聖堂
この王宮がぐるっと囲んでいる。中庭にはお花の庭園はなく教会が二つ。
一つ目は聖ヴィート大聖堂
大聖堂の後姿、すごい人なんですよ。
天井の高さは約30m! 高~いけど、みんなのお目当てはこれではなく
左から3番目のアルフォンス・ミュシャが制作したステンドグラス!
絵に溶け込んでいますがよく見ると下の方に「BANKA SLAVIE」の文字があります。超珍しいスポンサー名入りの教会のステンドグラスなんです。聖ヴィート大聖堂は、600年かかって完成しているのですが数百年のあいだ建設が滞っていたのです。19世紀半ばになって一般チェコ人たちの寄付によってやっと建設が再開。その頃、ミュシャのデザインを起用していた「BANKA SLAVIE」が多額の寄付をし、そのことに国民が感謝し企業名を入れることになったそうです。
一人一人のお顔の表情がすごくいいです。
他のステンドグラスと全く違う。
約2トンの純銀を使って作られたというギンギラ銀のお墓は聖ヤン・ネポムツキーのお墓です。聖ヤン・ネポムツキーのお話はプラハでは外せないお話なのでちょっと長くなるけれど書いておきます。
王妃から懺悔を受けたプラハの大司教ヤン・ネポムツキーは夫である王が、王妃の懺悔の内容を言うように迫られるが、王妃の懺悔の内容を明かさなかったことで王の怒りをかい、カレル橋からヴルタヴァ川に投げこまれた。川に落とされた時、5つの星浮かびあがった。さらに後の1719年舌が腐らずに残っているのが発見された。そのことから聖なる「奇跡」と認定され、聖人と認められた。
中庭にあるもう一つの教会、聖イジー教会。窓が小さく古いって感じです。この後、旧王宮に入ったのですが写真撮影が別料金なので撮影しませんでした。戴冠式や騎馬競技などが行われていた広いホールを見ましたが地味でびっくりです。
黄金の小道、黄金で出来ているのではなく錬金術師たちを住まわせた道
水色の家は後にカフカが仕事部屋にしていた家。どの家も一階は3畳ほどの狭さ。
黄金の小道から外へ出ると眺望が開け気持ちよかったです。