世界遺産がある街、ポレチュ

2017年6月17日土曜日

スロベニア・クロアチア・ボスニア・ヘルツェゴヴィナ

イストラ半島の最後に訪れたのはポレチュ、何処かというと
ロヴィニからバスで40分ほど、途中、リム・フィヨルドを眺めながら到着。ポレチェ 長さが500mほどの半島です。
プーラ:約57,000人
ロヴィ:約14,000人
ポレチェ:約16,700人の小さな町です。
レストランが立ち並ぶ広場、レストランの客引きがすごかった。まずは中国語で呼びかけ、反応がないと日本語になる。中国人観光客の方が多いってことね。今度は広々とした所なのかと思っていたら、旧市街はここも小さな城塞都市。
ペンタゴナルタワー、旧市街の入り口にある五角形の城門の要塞。城壁は取り壊されているので残っているのはこれだけです。黒く汚れていますがよく見ると上の方にベネチアのシンボル翼のあるライオンのレリーフがありました。
入口を入ると古代ローマ人も歩いていたデクマヌス通り。兵士が10人並んで歩けるように造られた町のメインストリートです。
ズカートパレス、1階が石造りで2階がレンガ造りの珍しい建物。
ヴェネチアン・ゴシック建築のステキな邸宅がゴロゴロあります。
クロアチアはネクタイ発祥の地。お土産物屋さんにはネクタイがあります。
ポレチェの最大の見どころエウフラシウス聖堂に到着。
1997年にポレッチ歴史地区のエウフラシウス聖堂建築群として世界遺産に登録。大聖堂、洗礼堂、鐘楼、礼拝堂、中庭などの複合建築のかたちがそのまま保存されているのは非常に珍しいそうで、初期キリスト教、ビザンチン、中世の異なる建築様式と芸術の融合が評価されたもの。
6世紀に建てられた洗礼堂と、16世紀に建てられた鐘楼。
大理石の柱、天井は木質
8角形の洗礼堂の中は天井も洗礼槽も8角形
ここから出土した古代ローマ時代のモザイク、魚は初期のキリスト教徒が隠れシンボルとして用いていたそうです。
中庭、6世紀に建てられて聖堂、16世紀の鐘楼、6世紀の洗礼堂、4世紀に建てられた聖堂の一部が全て見られる場所。もう、訳わからない、頭が混乱(・_・;)?
中庭の横は直ぐアドリア海
4世紀に建てられた教会の跡地
エウフラシウス聖堂で最も古い部分。取り壊された教会の跡地に残っているモザイク。海の際にあるため潮の満ち干きの影響を受けないよう改修の度に1メートルずつ土台が上げられていった。そして中庭の2メートル下には広大なローマ時代の邸宅の一部であったモザイクが発見された。
一番左の建物は4世紀の教会の跡地に建てられた5世紀の建物で、司教室がある。
司教室の床下にも古いモザイクがあった。
6世紀の聖堂のモザイク、世界でも優れたビザンティン芸術の一つだとされている。モザイクはキンピカですが他の壁面はとてもシンプルでした。日本では古墳時代にこんな立派なものを作り、今でも輝きを失わないのはすごい!
鐘楼に登る時間はなく港に戻ってきました。
クロアチアの国旗
ブログのためにエウフラシウス聖堂を調べなおし、やっと理解出来た、良かった(*'▽')