沿岸急行船でオーロラハンティング 6 北極圏に突入

2012年3月3日土曜日

ノルウェー

いよいよ北極圏に突入です。
前日に北極線を通過する時間を当てる投票用紙が配られました。
何時何分何秒まで当てた人にはプレゼントがありました。
7時半前後と、添乗員さんからのヒントがあり、適当に書こうと思ったら、夫は何やら真面目に計算・・・だが、大外れ^_^;
日の出の時間が9時半過ぎなので、北極線を通過した7時36分29秒はまだ真っ暗闇の中。 北極線の地球儀の標識は下の写真のようにかろうじて見えただけですが、船が汽笛をボーーーと鳴らして教えてくれました。

7時半に朝食、その後、デッキに出てもまだ、こんなに暗いのです。 これはこれで幻想的でやっぱり見入ってしまいます。
やっと明るくなってきた頃です。
9時にオルネスに到着、9時半に出航。
ノルウェーには赤い色の家が多くてかわいい! 雪の中で目立つようにかしら、なんて思っていたら、 ペンキではなく土から採れる酸化鉄でベンガラ塗というものだそうです。 木造建築に防虫、防腐の機能があるベンガラを塗ったそうです。 耐久性のためとはいえ、インテリアにこだわる北欧で美的でなければこれだけ広まりはしなかったような気もします。
9時半から北極圏通過儀式が行われました。
北極圏到達時間の当選発表が行われ、船のキャプテンから商品が渡されました。 
次に北極圏の支配者ネプチューンによる儀式。 「ようこそ我が国へ、君たちは私のもとでタラ、人魚、カニになったのだ~。君たちはずっと天気が良いから、嵐をあげよう」てな感じのことを言っている。 そして希望者の背中に氷を入れます! 氷を入れた人にはアクアヴィット(アルコール度数:40度)が振る舞われました。 あまりに冷たそうでやらなかったけれど、やっておくべきだったかしら・・・
1時頃下船し2時半頃までボードーの町をぶらぶらしました。 港の目の前が駅でトロンハイム行きの寝台車が停まっていました。 どこからでも乗り込めてしまう無防備な駅でした。 みんなで勝手に見学してしまいました~(^_-)-☆
車は24時間ライトを点ける決まりだそうです。
港から歩いてちょっと行ったところにショッピングセンターがありました。 地下にスーパーがありました。
←これはショッピングカート。 レジではカゴの中身を自分で出して、ベルトコンベアに乗せます。 ここで食料品のお土産を買いたかったのですが、旅の前半なので傷むのが心配で買えず残念。
ボードーカテドラル
この大聖堂は第二次世界大戦中、ドイツ軍の攻撃で破壊され、1956年に再建された。 1994年に内部がさらに新しく修復されたので、中に入ると北欧らしいすっきりとした教会でした。 外の鐘楼の下は戦没者慰霊碑になってました。 この日の日の入りが14:34頃なので、すでに薄暗くなってきました。 船に戻って9階デッキから見た景色は夕焼け空でした。
晩御飯はチーズのサラダ、ビーフとポテト、デザートはムース。 毎日、お料理は美味しいので助かります。  船でお料理が口に合わなければ逃げ場がないので困るでしょうね。

この日のオーロラはレベル2。 肉眼ではもっと薄いです。 レベル5を見てしまったので、みんな見向きもしません。 満天の星がすごかったのですが、写真だと手のひらぐらいを切り取っているだけで素晴らしさが伝わらないのが残念。
21:15、ロフォーテン諸島のスヴォルバーに到着。 1時間の停泊です。 港の目の前にある「Magic Ice」に行きました。 何かと思ったら、いろいろなものが氷で作ってありましたが、びっくりするような作品はないのです。 驚かされるのは触っても手が濡れないのとガラスのような透明感でした。 
23:30、9階デッキで「Fish Cakeのサービス」があるというので、夜中のデッキは盛り上がりました。 しかし、日本人は「な~んだ、はんぺんだ!」 ハンペンそのものでした! ハンペンにアメリカンドックのようにケチャップとマスタード! お醤油が欲しい!  

その後、船はトロルフィヨルドに入って行きました。 風光明媚なところだし、切り立った崖の間をすり抜けていく見せ場でもあるらしく、ライトで崖を照らしています。 でも、どうせなら大きく照らして欲しかったわ。 小さすぎて何にも分からな~い! 
部屋に戻ったら、北極線通過証明書が届いていました\(^o^)/