台北観光とおみくじ

2023年4月23日日曜日

台湾

 今回はANAマイレージクラブ会員ツアーで2泊3日の台湾旅行。

ツアーと言っても添乗員が付くのではなく私達夫婦だけで現地ガイドさんとドライバーさんとでこの写真の乗用車で観光します。ドライバーさんもガイドさんも女性でとても親切でした。
夫は3回目の台湾なので二日目の観光は故宮博物館には行かず、午後の半日観光を選びました。
空港から早速、台北101に行きました。近代的な台北101ですが、実は古典的な中華思想から出来ています。

タワーは竹をイメージしています。竹は一節ごとに力強く成長し縁起の良い植物とされています。
8層立てでこれは「發財」といって、お金がどんどん入ってくる数字と言われる「八」にこだわっているんです
8階ごとにある飾りは孫悟空が持つ如意棒、これは金庫のカギだそうです。丸く飛び出しているものは中国の昔のお金。こんなわけで近代的な台北101は天下無敵のドル箱ビルを目指しているらしい。こんなに金運を前面に押し出す発想は日本人にはないかも。

中に入ると高級ブランドがずらりと並ぶショッピングモール。

展望台のある89階まで東芝のエレベーターが37秒で運んでくれます。黄砂の季節なのでお天気なのですが少し霞んでいます。金色の屋根は国立国父紀念館、後ろは台北ドーム。

次は台北101のすぐ近くの四四南村に行きました。
中国南北戦争の後、中国から台湾に来た軍人やその家族が,「四十四兵工廠」という工場で働きながら暮らしていたところです。
1950年代の生活の記録を展示してあります
バックに台北101を眺めながら歴史を感じられるところでした。
龍山寺は台北で最も歴史のあるお寺で学問、商業、縁結びの神など100以上の神様が祀られているんです。
台湾では一つのお寺で仏教、道教、儒教の神仏を拝むことができるとはびっくり。何でもありっておもしろいが台湾では普通だそうです。
右手の入り口「龍門」から境内に入って参拝。その後、左手の出口「虎門」から帰る、という流れが決まっています。
良縁の神様「月下老人」の前の台には「縁結びの赤い糸」が置かれています。
神様に名前、住所、生年月日を伝え、おみくじの引き方と同様に赤い三日月型の木片を手にとって2つ一緒に「お願いします!」と祈りながら目の前に投げます。
これで表と裏が出れば、赤い糸を持ち帰ることができます。
娘の赤い糸を無事ゲット! やれやれ😊
龍山寺の周りは仏具店がずらっと並んでいました。お店の中がキンピカのように見えたのでガイドさんに訊いてみたら、金は価値があるので台湾人は金が好き。
願いが叶うとお寺にお礼に金箔を寄付したりするそうです。
次に向かった行天宮は台湾屈指のパワースポットで多いときで1日に2万人以上が訪れる人気の寺院です。
入り口にある丸い石を撫でると望みが叶うとされ、皆が撫ぜていくのでツルツルでした。もちろん私も撫ぜ撫ぜしてきました。
入り口では空いているのかと思っていたら中はお祓いをしてもらう人たちですごい行列が出来ていました。参拝は真ん中の赤い台に膝をついて拝みます。おみくじもここでお祈りしながら行います。
お祓いもおみくじも無料です。
私は龍山寺と行天宮でおみくじをしました。本人でなくてもよいそうなので、最近とても運気の落ち込んでいる感じの娘の名前と生年月日と住所で行いました。
左が龍山寺のおみくじ。よく台湾観光のテレビでみる赤い三日月型の木を投げるやり方なのですが、番号札を引いてからまた「このおみくじを引いてもいいですか?」ともう一度、赤い木札を投げます。
龍山寺のおみくじはくじの左上の『第○○○首』がくじ番号。そのすぐ下に『上上』と書かれていれば大吉。
空欄は『凶』。なのでこれは凶、どこにも逃げ場はないと書いてあるそうです。おみくじで凶が出たのは初めて😭
行天宮では1回目はokが出なくておみくじを引き直し、やっとokが出ました。
行天宮ではおみくじを解説してくれる人がいるカウンターがあるんです。ガイドさんが通訳してくれました。やっぱり今は絶不調・・・行天宮のおみくじのほうは上吉でまだ良いからこちらを信じることにしましょう。
それにしても2か所とも今は最悪の状態とでるとは当たり過ぎだわ。でも赤い糸を貰えたから、まっいいとしましょう。