オーストリア 6 シェーンブルン宮殿と楽友協会で驚いた話

2019年7月16日火曜日

オーストリア

6月4日は朝9時にホテルを出発しシェーンブルン宮殿へ向かいました。途中、バスの窓から見えるのは素敵な建物ばかりです。さすが世界遺産のウィーン歴史地区!
シェーンブルン宮殿 (Schloss Schönbrunn)
プスブルク家の夏の離宮でマリア・テレジアが最も愛した宮殿。私は20代の時にこのマリア・テレジア・イエローに感動していつか黄色い家に住みたいと思ってました。この夢は叶うことがないでしょう😅
1,441室の部屋があり、現在その内の40室が公開されています。全部見たのですが写真撮影禁止でした~~
マリー・アントワネットは14歳でフランスへ嫁ぐ日までこの宮殿で暮らしました。
宮殿の内部見学の後は少し自由行動、バラ園を抜けて宮殿の裏側にある庭園に行ってみました。
遠くに見える凱旋門のようなグロリエッテまで歩いて20分ほどかかるそうですよ。マリア・テレジアはグロリエッテがお気に入りでグロリエッテの屋上でコーヒーを楽しんだとか。
庭園にはヨーロッパ最大の温室「パルメンハウス」、現存する世界最古の動物園、迷路庭園や日本庭園もあります。 驚いたことに公開されてない部屋のほとんどは賃貸住宅になっているそうです。家賃は4万円ぐらいからでずっと借りている場合は借りた時の法律がそのまま適用され、共通の決まりは花壇を作ってはいけないこと。
オーストリアトレンドホテルのスイートルームになっている部屋もあるそうです。 シュロスシェーンブルングランドスイート 2人で1泊朝食付きで泊まるだけなら20万円前後から、他に召使い付きやコンサート付きなどオプションがいろいろあるそうですよ。いかがですか?
オペラ座
シェーンブルン宮殿 から戻り、午後は自由行動です。 1時から楽友協会のガイドツアーを予約してあったので急いでお昼を食べなくては!
楽友協会の近くのマクドナルド
この写真では分かりにくいので全体の写真をWikipediaから拝借しました。
ジャーン! ヴェルトハイム宮殿(Palais Wertheim)の中にあるんです。
この優雅な雰囲気のマクドナルドはオーストリア1号店。
宮殿の中のマクドナルドは日本よりハイテクでした。大きなタッチパネルで品物(写真入り)を選んでタッチパネルでカードか現金でお金を支払らうと番号が印字されたレシートが出てきます。番号がカウンターの上に表示されたら品物を受け取るという流れです。言葉が出来なくても注文できるので気楽です。
マックでサクッと食べた後は音楽の殿堂、楽友協会ホール(Musikverein)のガイドツアーに行きました。本当はコンサートに行きたかったのですが夫が夜遅くなるのは嫌だというのでガイドツアーのみ。それでも中に入るだけでも貴重な体験でした。ちなみにオペラ座はこの日は休館日。満員で締め切られるのを心配して日本で予約して来ましたが当日でも全く問題なかったです。キンピカホールのイメージに合わせてチケットもキンピカ!
ガイドツアーは正面ではなく横の関係者入口兼チケット売り場から入ります。
時間になるとガイドの方がやってきて「人数が多いので二つに分けましょう。中国人の方~」と、中国人グループを作りました。中国人だけで一つのグループが出来るほど中国からの観光客が多いのです。どこでも中国人の方々の扱いに慣れていてどこのホテルでも朝食の時に水筒を持ってコーヒーマシンに近づく人を見つけるとウエイトレスさんがさっと「奥で入れてきてあげます」と声をかけてました。マナーが悪いとかいう前に上手を行くお客様優先のサービスに感心しました。
 楽友協会のウエッブサイトから写真を拝借。
この建物は1870年にこの場所に建てられたもの。
キンピカの黄金のホール
ギリシャに住んでいた建築家がギリシャ神殿のスタイルを取り入れ設計したそうです。音響効果を考慮して全てが木作られ、大理石に見える壁は絵、ギリシャ風の柱も木彫りで中は空洞、金は金箔だった😲
コンサートだけでなく舞踏会も開かれるホールです🤵💃 舞踏会の時は椅子を床下に収納するそうです。世界最高の音響効果と言われるのはこの床下の空洞があるからとか地下鉄が通っているからとか諸説あるのですがはっきりとした答えは出てないとか。一番驚いたのは椅子を外し広くしたところに子供たちを入れてコンサートを行うということ。子供たちはうろうろして遊びまわって、親は正装して後ろに座っているそうです。これが人気で年に数回行われる・・・果たして子供は覚えているのか🤔
他にも小さいホールなどを見学し45分ほどでガイドツアーは終了です。
外に出たらこんなトラックが止まってました。
余談ですが、数々のチケットを路上でこのコスプレした人達がキャッチセールのようにして売ってました。この路上販売は認められたものだそうですがウィーンの街の品格を台無しにしているような気がしました。
楽友協会のまわりの歩道には有名な作曲家のサインがたくさん埋め込まれていました。
次は美術史美術館に行きました。