ご縁参り ②日が沈む聖地出雲 日御碕

2017年10月6日金曜日

島根

出雲の三社参りは諸説あるようですが、私は出雲大社・日御碕神社・美保神社+八重垣神社を選びました。島根旅行二日目は朝、松江を出発し日御碕神社を目指しました。
緑で囲ったのが日御碕神社です。
伊勢神宮が日本の昼を守る神社、日御碕神社は日本の夜を守るようにと勅命を受けた神社。
朱色に彩られた楼門、雨の中でもかなり目立ちます。
門を入って正面は「日沈宮(ひしずみのみや)」があり、天照大御神(姉)が祀られています。

「神の宮」素盞嗚尊(すさのおのみこと・弟)が祀られています。
神の宮にもお参りしたかったのですが、雨に濡れた階段はどちらも滑りそうで断念しました。残念だわ~
何とも言えない雰囲気がある荘厳な神社です。土砂降りの中行った甲斐がありました。社殿の全て貴重な神社建築として国の重要文化財に指定されています。
日御碕神社からくねくねのすごい道を通って日本一の高さの日御碕灯台に行きました。この灯台は明治36年(1903)に設置され、高さは43.65m。「世界の歴史的灯台百選」に選ばれています。国の登録有形文化財でもあります。すごい風で写真を撮るのもたいへんでした。 お天気が良ければ青い海が綺麗なんでしょうね。
駐車場にあった電話BOX。大きな駐車場で警備員さんがいましたが暴風雨のなか来ていたのは私達二人だけ😅
雨が小降りになってきたので稲佐の浜で車を降りて弁天島まで行くことが出来ました。旧暦10月、全国の八百万(やおよろず)の神々をお迎えする「神迎えの神事」が行われるのが稲佐の浜です。かつては稲佐湾のはるか沖にあったそうですが、今では歩いて行けます。どこの海もどんどん変わっていって昔の景色がなくなって寂しいです。
10月を神様が留守になるので神無月といいますが、出雲では神在月というそうです。全国の八百万の神々が出雲に集まるので出雲にとっては神在月(かみありづき)なのです。出雲神話の舞台となった「稲佐の浜」と「日御碕」、古来より出雲は、日が沈む聖地とされて、出雲の人々は夕日を神聖視していたそうで、単なる夕日の絶景ポイントではないのです。夕日にまつわるストーリー「日が沈む聖地出雲」が2017年、日本遺産に認定されています。
旧大社駅に着いた頃は雨はだいぶ小降りになりました。1924年(大正13年)に改築された旧大社駅。当時としても木造建築の駅舎は珍しいもので1990年の大社線の廃止後も保存されています。日本の建築200選、国の重要文化財、近代化産業遺産に指定されています。
まさに大正ロマン!
ホーム側
左は石の団体用改札口、右は廃線当時の運賃表。東京から電車で何時間かかったのでしょうね。
次は出雲文化伝承館に行きました。目的は出雲そばの羽根屋さんの支店でしたが伝承館自体も良かったです。
お茶室やお庭が広々と作られていて綺麗なところでした。

綺麗なお庭を眺めながら三色割子そばをいただきました。
夫はとっても気に入りもう一回食べたいと言ってましたが玉造温泉の仲居さんお勧めのお店は定休日、残念でした~
長くなってしまったので出雲大社は次にします。