タヒチ ランギロア豆知識

2014年10月10日金曜日

タヒチ

南十字星を探していて捻挫をしてしまった翌日、私の足は腫れあがって熱を持っていました。
出発前にランギロア在住20年以上の西村さんご夫妻のブログを拝見していました。 そこに「日本人旅行者のメディカル通訳をいたしております。」と、書いてあるのを覚えていました。 電話をして薬局で薬を買うお手伝い(なんせここはフランス語ですから^_^;)と島内観光のロケハン・ツアー、西村さんが以前働いていたゴーギャン・パールに連れて行っていただくことにしました。 琵琶湖の2.6倍のランギロア環礁ですが人が住んでいるのは赤で丸したところだけなので観光といってもすぐに終わりです。 でも西村さんのお話は興味深かったです。
ホテルの前に西村さんが迎えにきてくれた車に乗って、まずは薬局へ。
マツモトキヨシで湿布薬を買うようなつもりで行ったのですが簡単に薬は売ってくれないようです。 通訳をなさっている西村さんの奥様が電話で私が伝えた症状をメモにしてきてくださり、それから根掘り葉掘り薬剤師さんらしきフランス人女性の質問があり、やっと写真の薬を買うことがました。
青いゲル状のものは冷やしたい時は冷蔵庫に入れ、温めたい時は電子レンジに入れる温冷両用でこれからも役に立ちそうです。 すぐに薬を手に入れることが出来たので、翌日にはかなり楽に歩けるようになりました。
この後、車に乗って島内観光をしたのですがこの薬局のような立派な建物のお店はありませんでした。 トタン板で出来たお店が多かったです。 家を立派にすることに興味が無いそうでお金が入ったら美味しいものを食べに行ったりするのが先で窓が割れていても家の修理は一番最後だそうです。
西村さんは永年ゴオーギャンズ パールで働いていたのですが貝アレルギーがひどくなり今は写真屋さんをなさっています。 
これは西村さんの写真館です。
宗派の違う教会が向い合せに建っていますがランギロアでは宗教で喧嘩になったり殺しあったりすることは一切ありません(^_-)-☆
パームオイルは大事な収入源!
パンの木、この実を焼くと中がパンのようになる。でんぷん質に富みビタミンも豊富。一家に一本あると食べていくのに困らないと言われる優れもの! 優れもののパンの木をタヒチから西インド諸島に運ぶ時の話がバウンティ号の反乱。 至上の楽園タヒチに半年滞在した船員たちが帰るのが嫌になってしまったそうです。 その気持ち分かるわぁ(*^。^*)
タヒチ唯一のワイン工場。
地元へ利益還元の為、このワインを何度か飲みました(^_-)-☆
●郵便物は私書箱に届く。
●2,000人ちょっとの島で小学校は二階建て、二階はつなみの時の避難場所。
つなみ警報が出ても誰も避難する人はいない。 ヤシの木に丈夫なパレオで体を縛りつけていれば良いと・・・
●義務教育は中学まで。
小さい島の子供達はここに来て寮生活。
義務教育でも落第あり!
落第しても卒業年齢は変わらないので卒業証書には中一課程修了となるそうです。
厳しいなぁ・・ウ~ン最後までやった方がいいのでは!?
●フランス領なので最低賃金はフランス本土と一緒。
●自殺者が多い。 至上の楽園でストレスが無いぶん、ちょっとしたことで自殺してしまう。 失恋した~で自殺、可哀想に~で自殺、てな具合。
●おかまちゃんが多い。 ホテルの従業員にもいました。 男の子ばっかりのお母さんが最後は女の子で育てちゃお~!? どこまでも呑気だ~♪
●塩分濃度が高い! 海の色が中まで青いのに驚いた話をしたら塩分濃度が高いと青いとの西村さんのお答えでした。 リング状の環礁の中は一番深いところでも30~35mぐらいしかなく海水の出口も少ないので塩分濃度が高くなるそうです。 な~るほどぉ~
最後はゴーギャンズ パールで西村さんの黒真珠の話を聞いてロケハンツアーは終わりです。 2時間ほどの島内観光でしたがどの話も興味深く面白かったです。 西村さんと出会わなければこれだけの豆知識は得られなかったので怪我の功名でした。 
西村さん、有難うございますm(__)m