トルコ旅日記 8 キャラバン・サライは大きい!

2009年9月23日水曜日

トルコ



















8月22日、コンヤの日の出です。 毎日8時出発なので日の出ともに起きました。
この日も西安からローマまで続くと言うシルクロードをひた走りました。

途中スルタン・ハヌにあるキャラバン・サライに立ち寄りました。
キャラバン=隊商、サライ=宿
当時、盗賊による略奪から隊商を守るために、シルクロードには20~30キロごとにこのようなキャラバン・サライが建てられたそうです。 私は日本の街道沿いにある時代劇の宿屋を想像していたら、砦だった! こんな砦じゃなきゃ守れない盗賊っていったいどんななの?
このキャラバン・サライ1229年に建てられたもの。当時、交易による利益が大きかったので国が建てて無料で泊めたそうです。



希望者だけが3リラ(約210円)払って中に入りました。
広い中庭では商取引も盛んに行われていたそうです。
このキャラバン・サライは最大規模。





こんな荷車を馬やラクダで引きながら、一日20~30キロ、西安からローマまで行くって・・・気が遠くなる~














真ん中の塔は見張り台だったのでしょうか?
狭い部屋や教会のような部屋がありました。 保温のために馬やラクダと同じ部屋に寝ていたとか。 上の方にある窓は動物の匂い抜きだそうです(~_~;)


ツアーですので絨毯屋さんに連れていかれました。 そんな高価なところへ連れて行かれても困ると思ったのですが、なかなか勉強になりました。
ペルシャ絨毯が日本では有名ですが、絨毯を最初に作ったのはトルコだそうです。 ガイドさんの話を聞いていると何でもトルコが発祥の地のようです・・・








トルコ絨毯の特徴はダブルノット(結び目)、この結び目が細かく詰まっているほど値段が高くなっていく。 見ていると眼がチカチカ、気が遠くなりそう。
作っているところを見た後は営業開始です。












トルコの大きなお店では必ず飲み物がでました。
これはアップルチャイ(アップルティー)です。
お客様には必ず飲み物を出すのはトルコのおもてなしの風習だそうです。
日本と同じですね。 他にも日本と同じところがあります。 家に入る時は靴を脱ぐ、お腹をこわしたら、お粥を食べる。 ベランダに絨毯を干している家を見かけました、日本人が布団を干しているように。

話が逸れてしまいましたが、アップルチャイがとても美味しいので、お土産に買ってきました。





日本語で滔々と絨毯の説明が始まります。

すごいパワーです!!














次々と広げたり、くるくる回したり、たたんで見せたり・・・















ヘレケという町のシルク絨毯が最高級、結び目が 標準でも10×10つまり1cm2に100ノットの結び目があり、それが25×25なんてものまであるというからすごい!

これがヘレケのマークです。 

日本人の買うものは小さいので家が狭いのが分かると言われてしまいました。
大きい絨毯を買っても大丈夫!
厳重に日本に送ってくれるようになってました。
日本への発送も無料とサポート万全!政府がトルコ経済の為に、援助しているそうです。買った証明に、品物+商品ナンバー+保証書と一緒に写真を撮るという徹底ぶり。
抜かりない!!


右のシールに買った人がサインをし、絨毯に貼る。
最初から絨毯を買うのを目的に来た方も3組いらっしゃいました。
皆さん、すごい意気込みです。


やっと絨毯屋さんから逃れお昼のレストランに到着です。
洞窟レストランです。
涼しいけれど、お尻が痛い!


メインディッシュはマスのグリル







トルコ料理は世界三大料理、フレンチ、中華、トルコ、トルコ料理は味というより種類の多さだそうです。 トルコ料理に何かを足すとイタリアンになったり中華になったり、どっちつかずで私には途中経過を食べているような感じがしました。 まさにシルクロードの真ん中!!